短編2
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微笑む少女

この話しは知っている方もいらっしゃっるかも知れません。

ある人が体験したお話し。

ご存じなら申し訳ありません。

○○○○○○○○○

今から何年も前小学生の頃・・・。

夏の夜に起きた出来事・・・。

僕らは当時天体観測にはまっていた。

その日も友達のBと、Cを誘って何時もの公園に歩いて向かっていました。

何時もの公園・・・。そこを抜けると軽い山がある・・・。そこの頂上で何時も星を見ていました。

公園の入り口に着くとBが既に待っていて、

『後はCだけだな・・。』

二人で少しの間待って見るもCの姿が見えない・・・。

仕方ないので、先に行くこととなり、二人で公園の中を山に向かって歩き始めると、ふとブランコに目が止まりました。

そのブランコには、低学年位の女の子が一人で俯いて座っている・・・。

(こんな時間に一人で何してるんだろ・・)

僕は思ったのですが、女の子の雰囲気が何故かその時、寒気を感じる位異様だったので、声をかけれず山を登っていました。

『あんな時間に一人で何してるんだろな。』

Bが僕に話しかけてきた。

(Bにも見えたという事はオバケじゃないな)

と、思いその女の子の話題をしながら山道を登って行きました。

頂上に着き、二人で星を眺めていると、下から誰かの人影が見える・・・。

Cだ。

『ごめん、遅れて。』

と、登って来るCに、

『来る途中ブランコに女の子が座ってなかった??』

と、食い気味に聞くと、

『ううん。誰もいなかったよ。』

と、Cが言うのを聞いて、

・・帰ったのかな?・・。

っと僕とBが話すも、それ以上に星を見たかったのでその話題から観測にすぐに切り替わり三人で星を眺めていました。

数時間経ち、そろそろ帰ろって雰囲気になり三人で山を降り公園を抜け様と歩いていると、ブランコにやっぱり女の子が座っていました。

行きしなに見た時同様ブランコに座ったまま俯いて座っている・・・。

『いるじゃん』

『あれ?来た時は誰も居なかったのに・・』

って会話しながらも、やっぱり気味が悪いので声をかけずに公園を抜け歩きながら、

『やっぱりあの女の子変じゃなかった?』

って話し出すと、Cが、

『そんな事ないよ。』

と、僕らに話し、

『何でそう思うんだよ。』

と、聞き返すと、

『だって、あの女の子こっち見ながら笑って手を一生懸命降ってたじゃない。』

って。

C以外顔も見ていないのに、そんな事言うもんだから一気に僕は怖くなり、女の子の話題から何とか変えようと、必死に違う話しをしながら帰りました。

次の日。

学校に行くと、Cの姿はありませんでした。

登校中、事故にあってしまい亡くなってしまったから・・・。

あの日、見た女の子・・・。

ひょっとしたらその女の子は死に神でCを連れて行ってしまったのか・・。

今でも不思議な出来事です。

Concrete
コメント怖い
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どうしてCだったのでしょう…こわいです!

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Cは女の子に気に入られてしまったのでしょうね…
笑顔で手を振る女の子にゾッとしました…

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