長編10
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赤い村-絶望-(4)

wallpaper:655

music:4

丸山は、前田の運転する車の助手席で揺られていた。

埼玉県の戸田から石川県の白山までは、車で高速を使っても約8時間ほどかかる。

途中、何度かサービスエリアで休憩しながら、丸山はこれからのことを考えた。

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「なぁ、仮に村が見つかったとして、そこからどう捜索すりゃいいんだ?

そもそもこの時代に、廃村がそのまま残っていて、封印といえども遺体を放置してるなんて....あり得るのかよ?」

丸山は、横で鼻歌を歌いながら運転をする前田に問いかけた。

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「さぁねぇ〜。」

呑気なものだ。

あからさまに他人事なツラしてやがる。

頭で、何度か罵倒した丸山は、先程のサービスエリアで購入したコカコーラに手を伸ばした。

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関越道から上信越を抜け、北陸道経由で走る道のりは、思いのほか長く、そして退屈だった。

あれから、夕方の17時に出発して以降、車に揺られっ放しだ。

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「もう23時か。

だいぶ来たな....。」

朝子はどうしているだろうか。

悪阻が酷くて大変そうな妻の姿を想像すると、側にいれない自分の招いた今を後悔する。

はぁー....と、丸山は今日何回目か分からないため息をついた。

外を見ると、中郷インター出口の看板が見える。

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「....ん?」

ふと看板の裏から、あの少女の顔が覗いていたような気がする。

徐々に近づく目的地に、出発時はそこまで感じなかった緊張と恐怖が丸山を襲う。

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トク...トク....

鼓動も、少しずつ早くなる。

丸山は少しでも気を紛らすため、ラジオをかけた。

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【今週の乙女座のあなたは残念!驚くほど残念な週末になりそう〜。

特に、外出には注意が必要ですね〜】

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「ブッ!」

丸山は、思わずコーラを少し吹き出してしまった。

タイミングが悪いこともあるものだ。

見事に、丸山も前田も乙女座だった。

隣ではカッカッカと笑う前田。

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(くそっ、ちょっとは慰めろよな...。)

嫌な予感が丸山をよぎっていた。

*************

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wallpaper:591

music:2

2009年6月13日(土)

車の時計を見ると、すっかり日をまたぎ午前1時を示している。

車は高速を降り、国道157号線を走行していた。

思いのほか道が空いていたこともあり、予定より早めのようだ。

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「おーい、起きてるか?丸ちゃん。

そろそろ目的地の白山市だよ〜。」

国道沿いということもあり、思っていたより普通の町並みといった感じだった。

それこそ、村があるなんて思えない。

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(本当に....こんなところに村なんて存在するのだろうか?

実際あのカレンダーにあった神山接骨医院も、どこかで手に入れただけで、実際の住む場所とはまるで場所が違うんじゃないのか...?)

いくら不安が膨らもうとも、今ある手がかりはそれくらいしかない。

だから、それにすがることしか出来ないのだ。

おもむろに前田は、白山市内のコンビニへ立ち寄った。

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「ちょっと待ってろ。」

車で待つ丸山だったが、何だか気分が落ち着かない。

丸山は車の助手席の窓を開け、煙草に火をつけた。

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(あぁ、空気が違うなぁ。)

山も海もなく、比較的車の通行も建築物も多い戸田市と違う澄んだ空気が車へ入ってくる。

大きく息を吸っては吐く。

煙草を吸うよりも、気分をリフレッシュしてくれる。

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その時だった。

ふと見た助手席のサイドミラーに何かが映った。

車の数メートル後ろだろうか。

地面に、何かボールのようなものが転がっている。

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(何だろう....?)

確かめる程度の気持ちだった丸山は、直接ではなく、サイドミラーにじっと目を凝らした。

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shake

sound:18

「.....うっ!!!?」

....ボールではない。

一見ボールのように丸い「ソレ」には、長く絡んだ髪の毛がまとわりついているのだ。

そして、「ソレ」に絡む髪の毛の合間から覗く不気味な目。

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(あ....あぁ...。)

見覚えがある目だった。

「ソレ」は、紛れもなくテープでも、夢でも見たあの少女の目なのだ。

そして、恐らくそこにあるのは少女の「首」だけ。

まるで、儀式で転がってきた首だけがそこに落ちているかのように。

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丸山は震えた。

だが、目を離すことが出来ない。

固まったまま、丸山は「ソレ」を見続けた。

少女の首は、じっと此方を見た後、ニタァと丸山へ微笑んだ。

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ガチャ...

shake

「うわぁっ!!」

突然開く扉の音に、丸山は身体をビクつかせた。

そして、それを見た前田がプッと笑っている。

それでも、丸山には確信的な何かが心で芽生えた。

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(ま、間違いない。

アレはこの地にいるんだ....。)

そして、もう一度見たサイドミラーには、何も映ってはいなかったのだったーー。

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「ダメだ、やっぱり周辺の地図見たり店員に聞いてみたけど、ここらに村なんかねぇってよ。」

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「......いや、ここだと思う。」

「....はっ?」

丸山の意外な返答に、少し驚いた顔の前田。

恐らく、「無いんじゃ、これからどうするんだよ俺達!?」といったような焦る姿を想像していたのだろう。

それでも、確信している顔の丸山を見て、前田も少し納得をした。

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「まぁどちらにせよ、だ。

こんな暗い中、あてもなく彷徨う意味なんてねぇ。

明日の朝まで待って、役所で聞いてみるか。」

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二人は、結局コンビニのなるべく目立たない場所に車を停め、車内泊することにした。

車を停めて一分足らずでイビキをかき始めた前田に、丸山はつくづく羨ましい性格だなぁと感心した。

それでも、丸山はうるさいイビキが響く密閉空間にも関わらず、目を閉じるとすぐに寝入ってしまった。

*************

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wallpaper:156

music:3

目を開けると、丸山はまた屋敷の前にいる。

昨日よりも、更に空が赤く暗い。

景色や建物への染みの侵食も一段と増えているようだ。

ズンと肩にかかる圧が、足の力をジリジリと奪うのが分かる。

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(嫌だな....。この雰囲気。)

異質とも言える村の光景は、丸山の動く気力を奪い去っていった。

それでも、丸山は重い足をフラフラとアテもなく動かした。

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.....その時だ。

静まり返った村の中に一つだけ、美味しそうないい匂いがする屋敷があるのだ。

キッチンと思われるところからは暖かい白熱灯の光が漏れ、煙が古い換気扇からあがっている。

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人間とは不思議なものだ。

恐怖に支配された環境にいても、恐怖とはかけ離れた日常風景を見ることによって、スッと気持ちが楽になる。

丸山の心境は、まさにそういった感じであった。

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(あそこに、何かの手がかりがあるのだろうか....。)

慎重に慎重を重ね、丸山は音を立てないよう屋敷へ近づいた。

近づくにつれ、包丁の何かを切る音や、食材を炒める音も聞こえてくる。

光の漏れる窓から覗こうと、丸山は屋敷の裏へ周った。

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(この家にも...。)

そこには、昨日の屋敷同様の小さな真っ赤な祠があった。

祠には、ビッシリとお札が貼られている。

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(昨日の祠にはお札は無かったのに。。)

カチャ....

屋敷の中から、お皿の音が聞こえる。

誰かがこれから食事を摂るようだった。

丸山は慎重に、窓から中をゆっくりと覗いた。

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shake

sound:18

「!!!!!!!?」

そこには、畳の敷かれた広い部屋。

真ん中には小さなテーブルがあり、その上の皿に盛られた不気味な赤黒い塊を食す女がいたのだ。

...女は、やはりあの「少女」のようだった。

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(な、何を食べてんだ....?)

よく目を凝らすも、少女の食べる赤黒い塊が何か分からない。

ふと、丸山は先程まで調理していたのであろうキッチンへと視線を移した。

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shake

(う....ぁ.....。あぁ.....ぁ。)

キッチン中央にあるまな板の上には、ぶつ切りに切断された小さな人間の腕があったのだ。

そして、その腕の端には乱雑に包丁が突き刺さっている。

更にその横の、大量の血が付着したボールのような器の中には、無惨に子供の首が置かれていた。

昨日の夢で見た子供とは違うように見えるが....。

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ボールの子供の目は見開いたまま、鼻や口から血を吐き出している。

そして、その生気の無い見開いた視線の先には、残酷にも自分のものであろう肉を食すあの「少女」。

その異常な光景は、丸山の精神を一瞬麻痺させ、丸山はつい大声で悲鳴を上げてしまった。

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shake

「う、うぁぁぁあぁあぁあ!!」

丸山は無我夢中で走り去った。

足がもつれ、まるで自分の足とは思えない。

挫いた足が痛むが、それどころではなかった。

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(狂ってる狂ってる狂ってる狂ってる狂ってる狂ってる狂ってるっ!!)

100m程走ったところで、子供の首を思い出した丸山は、吐き気に耐えきれずその場で嘔吐した。

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(くそっ、くそっ。

何なんだあの女は!?

そもそも、この夢の中は一体なんだよっっ!)

息が切れる。

様々な感情が渦巻く頭は、すでに正常な状態を保てない。

しかし、その全ての感情は一瞬にして恐怖へ変わった。

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shake

sound:18

「!!!?」

.....いる。

すぐ背後、3mも無いだろう。

周りの空気をも巻き込む程の霊気をまとったあの狂気。

生きることを諦めたくなるほどの絶望感が、丸山を襲った。

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(う、動か...ない。)

恐怖で、もはや足の感覚を自分で掴むこともできない。

完全にすくんでしまっている。

身体の芯から起こる震えが止まらない。

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....ずっと、何をしてくるわけでもなく、「ソレ」は丸山の背後に居続ける。

存在を見たわけじゃない。

それでも、後ろの気配は一向に消えようとはしない。

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(ほ、本当にいるの...か?

まさか俺の勘違い...なんじゃ...。)

丸山は、ほぼ確信的に「ソレ」が背後にいることがわかっていたが、確認して早く楽になりたい気持ちがあった。

早く、この絶望する感覚から抜け出し、ホッとしたいと。

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以前として動かない背後の気配。

丸山は、意を決したように、ゆっくりと振り向いてしまった。

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wallpaper:653

shake

「〜〜っっ!!!!!!?」

「ソレ」は、絡み合う髪の隙間から見える大きな口で微笑みながら、いつ間にか丸山のすぐ真後ろに来ていたのだ。

丸山は、そこで意識を失いそうになった....その時だ。

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wallpaper:661

shake

「うわっっ!!?」

また、夢のシーンは儀式へ変わった。

いや、今日は逆に助かったのかもしれない。

....そして赤装束の老婆が、小太刀を振り上げ、丸山の喉仏へ振り下ろしたーー。

*************

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wallpaper:230

music:4

shake

「....はっ!?」

ジージジジジジ......

コンビニに停めた車の外からは、近くにある野原から虫の音が響いていた。

外はまだ暗い。

いまだに心臓がバクバクと落ち着きを見せようとはしない。

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(こ、殺されるかと思った。)

抜けない恐怖心から、丸山は隣でイビキをかいている前田を起こすことにした。

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「起きろ、前田っ!!」

身体をユサユサと揺らしながら、前田を必死に起こそうとした。

....しかしいくら大声を出そうと、揺らそうと、一向に起きる気配がないのだ。

....その時だ。

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shake

sound:18

バンッバンッ!!

shake

バンッバンッバンッバンッ!!!

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「ひっ....!?」

車の外から、窓を叩く音が響いた。

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shake

バンッバンッバンッバンッ!!!

身体を丸め、前田に引っ付きながら丸山は心で何度も「止んでくれ」と叫んだ。

叩かれる度に増える、赤黒く浮かぶ窓の手。

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バンッ!!!!

しばらくすると、正面の大きな車の窓に、何かの紙キレが張り付いている。

それをキッカケに、シーン...と静まりかえる車内。

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(終わった...のか?)

あの音でも、なぜか前田は起きない。

まるで何も聞こえてはいないように見える。

恐る恐る、窓に張り付いていた紙切れを剥がした。

更に、その時丸山は恐ろしい事実を知った。

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「この手型...外からじゃない!?

内側から付いてる....!!」

(こ、この車のなかにあの「少女」が...!?

今いたってことなのか....??)

丸山は恐怖で涙ぐみながら、震える手で紙を開いた。

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6月14日

子供のバラバラ死体がまた一つ、裏山で発見された。

村人達はみな、あの子がやったと責める。

そんなわけないじゃないか。

あんなにいい子なのに、呪われた子だなんて。

あぁ、可哀想な明子。

お前は必ず私が守ってあげる。

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(これ....あの日記じゃないか。

なんで現実世界にこれが....

それに、この現象もそうだ。

.....現実世界と夢が混ざってきている....?)

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嫌な予感が脳裏をよぎる。

このまま現実と夢の境が無くなってしまったら、自分がどちらに今いるのかが分からなくなる可能性もある。

更にこのまま現象が酷くなれば、現実世界で自分以外への影響が出ないとも限らない。

冷たい汗が頬を伝う。

その時、ようやく前田が目を覚ました。

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「....ん?何だよ、お前。

まだ起きてんのか?

.....おい、何かあったのか?」

丸山は、前田の声を聞いた途端に肩の力がようやく抜け、夢から今までの経緯を説明した。

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「.....なるほど、な。

おい、これは実際かなり急いだ方がいいかもな。

これじゃあ、俺の仮説は間違っていたのかもしれねぇ。」

「えっ、何でそうなるんだよ?」

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更に不安をあおる前田の発言に、丸山はまた歪んだ表情を浮かべる。

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「はっ、お前、まさか気づいてねーのか?

メモの日付、よく見てみろよ。

本来なら、今日は6月13日のはずだ。

にも関わらず、一日先の日付になってやがる。」

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(ま、まさか....。)

「俺の仮説の、6月20日までっつータイムリミットが早まるかもしれねぇってことだよ。

いや、もはやこれでいつ死ぬのかもイマイチ分からなくなってきちまったな。」

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(うそ....だろ?

ど、どんどん状況が悪くなっていくじゃねーか。

前田には感謝しているが、、

...それでも、俺だけがいつ死ぬか分からない状況なんて...!)

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不安は恐怖を生み、恐怖は正気を麻痺させる。

丸山は、もはやあまりの恐怖の連続に、視界の焦点が定まらないほどの焦りを感じていた。

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今までは、「儀式までまだ○日ある」という約束された命の時間がある気でいた。

それが、丸山の恐怖の気持ちの抑止薬になっていたことは事実だ。

それなのに、いきなりその「約束された時間」さえも奪われた。

丸山は、車の中で一人、絶望と戦うのであったーー。

続く

Concrete
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翔さん、コメント&怖いを付けていただき、ありがとうございます。

そうですね!
もう読んでいただいたかと思いますが、寝ても冷めても死の恐怖に追われるって、すごく怖いと思うんです。
そんな世界を書きたくて書いてみたのですが、なかなか表現が難しく手こずっていますw

また更新した時は読んで下さいね^_^

宜しくお願い致します。

返信

夢と現実が入り混じってきたんだΣ(゚д゚lll)
この先現実に介入してくると村を探すのも怖くなりますね(ーー;)

返信

もやしさん、コメント&怖いを付けていただき、ありがとうございます。

いえいえ、表現力も文章力も、ホントに乏しい限りです(T ^ T)

それでも、もやしさんの言葉、非常に嬉しく思います^_^

先程また更新致しましたので、読んでいただければ幸いです。

返信

全作品一気に読んでしまいました!
とてもイメージしやすい、
生々しい表現が読んでいてハラハラします…
次回の更新楽しみにまってます!

返信

ユウさん、コメント&怖いをいただき、ありがとうございます。

そう言っていただけると、次も頑張って書きたくなりますね^_^
本当に嬉しいです。

今晩にも更新すると思いますので、ぜひ宜しくお願いします^_^

返信

怖話読む楽しみが増えました!
また続き楽しみにしてますよ〜(^-^)

返信

GョNさん、コメント&ご指摘いただき、ありがとうございます。

ご指摘いただいた二つの点については、修正させていただきました。

面白いと言ってもらえて、本当に嬉しく思います^_^

ぜひ、また更新した際には一読してもらえれば幸いです。
よろしくお願いします^_^

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4話続けて拝見しました。

おもしろくて続きが気になってます。

「無惨に置かれた子供の首が置かれていた。」の重複と

「食事を取る」➡︎「摂る」

が気になったくらいです(^ ^)

返信

ガラさん、コメントいただきありがとうございます。
楽しみと言われると本当に嬉しいです^_^

もう少し先のあるお話ですが、ぜひこれからも頑張って更新するので、宜しくお願いします^_^

返信

続きが気になります、楽しみに待ってます。

返信

VEILEDGOTさん、コメントいただきありがとうございます。

はい、その点なのですが、とても小さな古いトンネルのイメージというのでしょうか。
車が通れるようなものではなく、森の中に佇むとても小さな。

なので、一般の車が通れるようなトンネルならそれで捜索も可能かもしれませんが、森の中のこういった小さなトンネルは実際日本には無数に存在します。
日本の何処か分からない時点からトンネル名だけで調べるのは恐らく難しいと思いました。
その点から、私はトンネル名からの捜索の線は載せなかったのです。

それほど小さな森の中のトンネルだということは、後ほどキチンと説明いたしますので、ご安心いただければと思います^_^

ぜひその点も含め、また更新した際にはどうぞ宜しくお願いします。
また気になった点などありましたら、遠慮なく質問なさってください。

返信

一つ気になった所が、
丸山さんが最初の夢で見た赤神トンネルと言うトンネルの名前は、村の場所を特定する際に使えなかったのでしょうか。
今更ですいません。

状況がどんどん悪化していますね、
真実が如何なるものなのか、とても気になります。

返信

絶望さん、コメント&怖いを付けていただき、ありがとうございます。

絶望さんの名前と同じサブタイトルになってしまいました笑

私も、少し残酷かなぁと思うくらいのこういう雰囲気大好きなんです^_^

ぜひ、次回も読んでいただければ幸いです。

返信

絶望していく様が最高ですね。この雰囲気好きです

返信