中編3
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後ろ姿

友人

『お前どこでそんなん拾ってきた』

自分

『?』

夜中に友人宅へ行くといきなりこう言われた

この日は蒸し暑く、

自分はバイトあがりに、バイト先の人達と、涼を求め心霊スポットへ向かった

場所は諏訪湖

知ってる人も多いが、花火と水質の悪さで有名な諏訪湖

ここの怖い話が

諏訪湖自体ではなく、湖畔続きにある釜口水門という場所

自殺者も多く、少し前には親が子供を水門へ落とし殺してしまった事件もあった

水門は国道沿いにあり、立派な湖畔公園の中にある

水門の手前?にはライトアップされる噴水もあり

心霊スポットというよりデートスポットである

怖い話の一説には、一人の精神病の患者がそこで自殺したのが始まりで、以後立て続けに同じ病院の精神病患者がそこで自殺したと言われている

水門の上の橋を渡ると、ズブ濡れの患者服をきた人とすれちがったり、何十体と水面に浮いてる人を見たり、

目撃したかどいかはさておき、それなりに有名な場所

近いしいつか行こうと思っていたが、バイト先で心霊話になり勢いで行く事になった

九時近く水門に着き、辺りを見回すと公園はカップルばかり…

時間を間違えた…

その場にいた全員そう思った

とりあえず水門回って写真撮って帰ろうって事になり、半ばヤケクソの様な状態で騒ぎながら歩いた

何か見たり起こったりする事無く、水門の上で写真を撮り、ロマンチックな公園を横目に自分等はサッサと帰った

十二時頃にはバイト仲間と解散

何と無く消化不良な気分だった為、

自分は友人宅へ向かった

すると第一声が

『お前どこでそんなん拾ってきた?』

何が何やら…

友人

『ビショ濡れの人がお前の後ろにいるぞ』

自分

『まじかよ…さっき諏訪行ってきたんだよ…』

友人

『水門のやつ?

あ〜本当にいたんだ?

てかな、ずっと後ろ向きで気持悪いんだよ

玄関ビチャビチャだし…

お前よく無事だったな…』

自分

『怖っ!何とかできない?』

友人

『いや…何とかって…』

自分

『塩は?』

友人

『効くかなぁ…急に振り返りそうで怖いんだよね…』

そう言うと塩を持ち出し、友人は自分めがけ塩を撒いた

パチャパチャ…

……パシャパシャパシャッ

塩が落ちると

水の跳ねる音がした

まじでか…と思い緊張した

友人

『あ、やばい』

自分

『はっ?』

友人

『振り返った…』

何がどうヤバイか分からなかったが、焦った

友人は慌てて部屋へ行き日本酒を煽り、自分にも呑ませた

何がしたいか分からなかったが、友人は自身で学んだ何かを実践している様だった

何分か経ち、

友人

『もう出てったから部屋入れよ』

自分

『…?あぁ…悪いな…何したんだ?』

友人

『何か色々。真似すんなよ、合ってるか解らんし』

部屋にあがり、そのまま朝まで二人で酒盛していた

話によると後ろ姿で立っていたのは女(多分)

だが丸坊主で白い患者服の様な物を身に纏っていたらしく振り返ってもどっちの顔か分からなかったが、スタイルは女っぽかったと言っていました

振り返った時の顔は…?と聞くと、

酒が更に不味くなるから教えんと言い、教えてくれなかった

バイト仲間達は何事も無かったらしいが、一人の水に溺れる夢をみたと言っていた

関係あるかは解らない

現場で撮った写真は馬鹿面した若者が数名写っているだけで

何も面白くない写真だった

以上です

乱文失礼しました

怖い話投稿:ホラーテラー 京介さん  

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