短編2
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あるはずのない道

仕事柄(禍布参照)税関に止められないかが心配のNoinです。

今回は、気分を入れ替え私の地元に関わる話を独自のストーリーと共に

語ろうと思います。

少し臭いですが読んでくれると幸いです。

※※※

私は、今日も森に来ていた。

別に深い意味は無い。ただ来たいから来ていた。

ただ、今日は森の様子が少し違った。

何故か道が出来ていた。

獣道でも、工事した訳でも無い。

木が綺麗に無くなっていたのだ。

私は、気になってその道を進むことにした。

何分経っただろう、私はまだ歩いていた。

それから数分後、森から出てた所に村があった。

私は、「森を抜けたのか」なんて思っていたが、

村人を見た瞬間、何も考えられなくなっていた。

村人は全員なにかが違った。

外見は人間、言葉も日本語だが、人間と思えなかった。

オーラというか雰囲気が禍々しかった。

そして、村に何か黒い影が歩いている。

恐怖心より興味が沸いた私は、その黒い影に、石ころを投げた。

そしたら、その黒い影がゆっくりだが此方に近ずいてきた。

逃げようと思ったがチキンな私は、動く処か声も出せなかった。

それに気がついた、村人が何か呪文の様な物を唱えはじめた。

そしたら、黒い影が消えていった。

「あんた、大丈夫か?」と心配され家の中に案内された。

聞いた話だと、あの黒い影は動物の様な物で

ちょっかいを出さなければ何もしてこないらしい。

家は普通の家だったが、どの家にも変な札が貼ってあった。

そして、その村人にも慣れてきて

此所に来た経緯を話したら、

その村人は驚いていた。そして、タンスからあの、変な札を出し私に持たしたと思ったら。

「今すぐ先ほど通った道を通って戻れ」

と言われた。

村人曰くあの道は、数年に一度出現し

あの世とこの世を繋げるらしいとのこと。

つまり私が来た所は私から見てあの世、

あの世側から見てこの世らしい。

その意味が分からず、例の道の前をうろうろしてたら、

あの村人が「俺も、元々お前の世界の人間だ。

昔、この道を見つけ興味本心で入って出れなくなった。

俺はこの世界に慣れすぎたが、お前は来てまだ数時間しか立っていないから

元の世界に戻れる」

と、どこの漫画ですかっていう台詞を残し家に帰っていった。

そして、私もあの道を戻り元の世界に帰っていった。

元の世界に戻りあの道を振り返って見るとあの道はもう無くなっていた。

あの出来事から、もう少しで十年立つ。

私はもう一度行けるのなら、あの世界に行きたいと思っている。

Concrete
コメント怖い
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神判時さん、此方こそありがとうございます。
今となっては、神判時さんのファンの一人ですので
コメントしてくださること事態が私にとって
ありがたい事です。
私も追い出されるまでに、地元シリーズ&仕事シリーズは
完結させますので、応援ヨロシクお願いしますm(_ _)m

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Noinさん“怖い”ありがとうございます。この路線で追い出されまで頑張ろかって思います。

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鎮魂歌さんコメントありがとうございます。
札については、私の癖の一つの伏線を貼るという感じです。
まあ、色々とスミマセン
(同人小説を出してますので。···なんのかは言いませんけど♪)
次の地元の民話シリーズを書くときに札の事は出しますので
楽しみに待っていて下さると幸いです······

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こんにちは。

村人の雰囲気が禍々しいと書いていた時は
どんな恐ろしい世界なんだろうと読み流れ緊張しましたが、
村人さん達が穏やかな感じで良かったです。
このような世界で有れば、私も行ってみたいものです。

僭越ながらアドバイス…になるかわかりませんが、
持たされた変な札について最後に少し触れておいた方が
良いかもしれません。
あの札はまだ手元にある…とか、
結局どんな意味が有るのかわかっていない…とか。

変な札を持たされた事に印象付けを行うと、
変な札に伏線として意味を持たせる事が出来るかもしれません。

個人的には怖い…と言うよりも興味深く、面白かったです。
続編を希望しております。

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>意外と簡単な事で
「黒板を何万回、何億回叩き続けると次元の隙間が広がって
「すぅ」と向こう側に抜ける可能性はゼロではない」と言う中学校の
物理学教師がいました。
次元の狭間は物と物の間だけではないかも知れません。(こわっ!)

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aoiさんコメントありがとうございます。
「次元の隙間」=「結界」=「境界」=「物と物の隙間」
(つまり、「次元の隙間」=「物と物の隙間」)   
と言うのが、自分の考えですので、
意外と簡単な事でそれが広っがてしまうんじゃないか
何時も怯えている自分がここにいます。
aoiさんはどうですか?

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所謂「次元の狭間」ってものですね。
案外「次元の狭間」ってふとした所にあるんですよね。
建物と建物の間、壁と電柱の間、夜道の街灯の下・・・
次元と次元の隙間を人的に広げる技術が確立すると
とても面白い事が色々が出来るんですけどね(^^

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結羽さんコメントありがとうございます。
この話は一応、これで完結なのですが、
「続きが気になるっ」て方が何人かいれば
続編作ろうと思っています。
それと私は、別に図々しいとは思ってませんよ。
続きが気になるのは普通だと思いますしお寿司······

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初めまして!異次元系良いですね!『もう一度あの世界に行きたいと思っている』で第二部開幕とかとか?(*^^*)図々しいですね。すみません笑笑

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