防空壕と危険な遊び Part6 〜足音の正体〜

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防空壕と危険な遊び Part6 〜足音の正体〜

回のあらすじーーーーーーー

僕たちは洞窟の中に入った。

その中で僕を見ていた白いワンピースの女性が⚪︎⚪︎神社の巫女だとわかった。

そんな話をしながら進んで行くと、夢の中で出てきた例のブルーシートが…

そして奥には大量の死体、そしてその中に雅の姿があった。

雅が大の字に釘で手足を打たれてたので持ってきた釘抜きで全て抜いた。

荷物を片付けて逃げようとした時…

コツッ…コツッ…コツッ…

ーーーーーーーー

長谷川「おい…この足音…」

そう、このコツコツいって歩く音…間違いない…あの「足音」だ。

僕「どうすんだよ!?この状況であの足音が来たら僕たち終わりだぞ!?」

どうする…この空洞はさっき来た道以外出口はない…どうする!?

長谷川「こうじ!!とりあえずこの死骸の山なら俺たち三人隠れられる!!急ぐぞ!!」

僕たちは早速死骸の山に隠れ、電気を消し、足音はの主が来るのをまった。

そして足音の主が空洞の中に入りじっと待っていると、何を思ったか長谷川が死骸の山から飛び出し「お前は誰だ!どうしてこんな事をするんだ!」と叫び始めた。え

そして懐中電灯をつけた途端僕たちは呆然とした…

長谷川「誰も…いない!?」

僕「…は!?」

いやいやいや、おかしい!!確かに足音が聞こえた!!なんでだ!?

そう思った瞬間。

長谷川「……う"!?」

ーーーーーーーーー

僕「どうした長谷が…わ…!?」

長谷川の腹部を見ると、何かを刺して抜いたような刺し傷があり、そこからドバドバと血が出ていた。

僕「長谷川!!大丈夫か!!」

なぜだ?誰もいないのになぜ刺されたんだ!?

雅「うわああああああああああ!!!!」

今度はなんだ!?

雅の方を振り返り見ると、地面に大の字になって何かに押さえつけられたようにもがいている。

だが肝心の押さえている「者」の姿が見えない。

なんなんだよ!?一体どうなってんだよ!?

僕はわけがわからなく急いで雅を抱きかかえ、長谷川の刺された部分に僕の上着を巻きつけ急いで出ることしかできなかった。

急いで歩いて防空壕から出ようとした。

その間も足音はコツコツと音を立てる…。

どれぐらい歩いただろうか。

ふと奥に光が見えた。

僕「やった!出口だ!」

やっと出られる!やっとこの地獄から抜けられる!!

やっと家に帰れr…

グサッ…ドカッ…

現実はそんなに甘くは無かった。

僕は腹部を刺された上に硬い棒のようなもので後頭部を殴られた。

その場に倒れこむ。

もう…ダメなのか…

そして、何か念仏のようなものが聞こえてきたとこで僕は意識を失った。

ーーーーーーーー

続く。

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>判る人には判るネタ・・・
「なにっ!長谷川が刺された!?足音はすれど姿は見えず・・・
もしやこれは全天候型2902熱光学迷彩か!?これはマズいぞ・・・」

まぁ・・・それは捨て置くとして・・・
中々ドキドキする展開ですね。果たして3人は無事助かるのでしょうか・・・
わずかな希望ですが、最後に聞こえた念仏を唱えている者が味方である事
を祈ります。

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見えない奴ですか、いいですねこういう話。続き楽しみにしてます(^-^)

返信

続き、お待ちしておりました。
見えない敵と言うのは恐ろしい。
長谷川君…相手の正体もわからないのに度胸有り過ぎです。

見えない…と言う時点で物理的なモノでは無いですが、
毎回洞窟の出口付近で追いついてくる辺り、
単に移動速度がどうとかいう問題でも無く、
目を付けられたら逃げられないのかも知れません。

お経の声の主は救世主か…、
ついに種明かしなのか、またまた続きが気になる所です。

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