短編2
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パッケチョニ~

友人から電話がかかってきた。

友「助けて!今すぐ来て!は・・・はや」

そこで電話が途切れた。

裏から変な言葉が聞こえていた。

外国語みたいな?中国か韓国だろうか。

 

取りあえず友人宅に向かおう。

彼は一人暮らしで駅の近くに住んでいる。

ここから10分ほどだ。

 

遠くから叫び声が聞こえる。

 

「パッケチョニ~~~」

 

なんだ?

振り返ると男性がこちらに走ってくる。

意味不明な言語を喚き散らしながらだ。

 

「パッケ、パッケチョニ~~!パッケチョ!」

 

やばい。

良く分からんがやばい。直感で分かる。

 

駅に向かって走り出す。

あの声はやまない。追いかけて来ているようだ。

最近運動不足だったせいか。つらい。

 

ふと視界に女の子が入る。

 

「君、ここは危ないから離れなさい」

「パッケチョ?」

 

やばい。こいつもか。

 

「パッケチョニ~!」

「パッケチョパッケチョ!」

 

段々と奴ら集まって来てるぞ。

中には知っている顔もある。

なんかに取りつかれてるのか?

 

また電話が鳴る。

友人からだ。

友「お、おれはもう・・ダメだ。感染してる。お前は早く家に戻れ。そしてドアを開けるな」

そんなこと言ったってもう手遅れだぞ。近くまで来てる。

友「分かった。じゃ、俺の家に立てこもれ。鍵は開けとくから」

 

駅の方から人が走ってくる。

もう駄目だ。追いつめられる。

良く見るとそいつは友人だった。

白目をむいて舌を垂らしながら走ってくる。

とても正気とは思えない。

 

友「サウランパ~ン!」

 

ん?初めて聞く言葉だ。

途端、友人は俺を追いかけていた人達に飛びかかる。

 

「サウランサウラン!サウランパ~~ン!」

 

駅の方から大量に人がなだれ込んできた。

良く分からないが、パッケチョニ~の奴らとサウランパ~ンの奴が戦ってる。

そのスキに友人宅へ逃げ込みカギを閉めた。

妙な叫び声は2日ほど続いたが、やがて静かになった。

 

表に出てみるか。

 

人だ。

笑いながらこちらに近づいてくる。

挨拶するべきか。

 

「サウランパン?」

 

え?

俺はこう言うしか無かった。

「サ、サウランパ~ン」

 

これからどうしよ。

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面白い!けど、本当に起こったら怖い…

ムードンコ!ムードンコ!

本当に良く分かりませんね(´ω`)
でもなんか怖い