中編3
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憲司と留守番

家の話でございます。

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待ちに待った夏休みのある日の事

父親が出張で数日家を開ける事になり、一人で留守番するのもつまらないので友人を家に呼ぶ事にした。

友人の名前は憲司

幼馴染の一人で日頃よく遊んでる奴。

憲司の予定を聞くと丁度予定が空いているようで俺の家に遊びに来る事になった。

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父親は出張 母親は病院で入院中 一人っ子の俺は一人で留守番するのが嫌いだった。

夏といえばホラー...よせばいいのにホラー番組を見まくって後あと後悔する。

怖いと分かっていて観てしまうのだ。

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メール:「憲司ーお前家に泊まってけよ。親父居ないんだ 怖いの観よーぜ」

メール:「泊まる泊まる〜!俺とっておきの怖い話してやんよww」

メール:「やめろよww じゃ、明日な!」

父親は明日から出張だったので明日憲司に来てもらうことにした。

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当日の昼過ぎに憲司は家に泊まりに来た。

憲司は家に入ってから何故か嬉しそうにニコニコ笑っていた。

何が嬉しいのか聞いても何でもないよとはぐらかされた。

夕方までゲームをし、夜は出前のピザを頼んだ。

ピザを食べながら他愛のない話をした。

学校の宿題の話やクラスの女子の話や下ネタなど 本当くだらない話をした。

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テレビ番組が切り替わり ホラー特集の映像が流れた。

俺はビクビクしながら観ていたが憲司はこれは全部ヤラセだからつまらんと文句言っていた。

「憲司は霊感とか..あるの?」

「霊感?ねーよそんなのw幽霊なんてそもそもこの世に存在しねーから!w」

そう言って憲司は勢い良くコーラを飲み干しドヤ顔していた。

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リビングでホラー特集を観終わった後お笑いのバラエティ番組を二時間位観た。

そろそろ眠くなってきたので風呂に入って二階の俺の部屋に行った。

「お前ん家広いし良いな〜俺もこんな家住みたい。」

「そうか?お前家のマンションの方が良いよ。」

部屋で数十分位語った後、そろそろ寝ようと憲司が言い出し寝る事にした。

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「なぁ憲司ー明日は何のゲームする?俺格ゲーやりたい。」

「うーん。」

「憲司ー明日さー」

「なぁ、早く寝ようぜ。話は終わりーおやすみ!」

俺は憲司が相当眠いのだと思い 話しかけるのをやめた。

暫くして睡魔が...

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次の日の早朝、憲司に叩き起こされた

「おい!早く起きろ!親御さんに怒られるぞー!」

「はぁ?親父帰って来たの?早くね?!」

親父は数日出張で帰ってこないはず...早く帰ってくるとしても連絡をよこしてくるはず。

「親父さんじゃねーよ、お前のお母さんだよ。昨日からずっとお前の様子みてたぞ。昨晩お前が俺に寝ながら話しかけてる時もドアから覗いてたし。早く寝ろって意味なのかと思ってさーいやーあの時の顔怖かったなーww」

そんははずはない母親は入院中だから家に居るわけがない。

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「お前..その女の人どんな人?!」

「黒髪ロングヘアーの細身の女の人..だけど。」

俺の母親はロングヘアーが嫌いだからいつもショートヘアーだ。しかも黒髪ではなく茶髪。

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「俺の母親じゃないよ!今入院中だから家に居る訳ない!家に居るのは俺とお前の二人だけだよ!」

「....じゃあ今お前の後ろに居る女は誰...」

「え....?!」

.........

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おしまい

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upaさん 怖い コメントありがとうございます!!嬉しいです。顔文字おもしろいですね^^

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ゾッっとしました(꒦ິ⌑꒦ີ)

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カヤさん 怖い コメントありがとうございます。嬉しいです。
朝も居るのは怖いですよね。

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