短編2
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隙間

俺は、小さい頃から

何故かは分からないがドアの隙間や窓の隙間が空いてるいるのが嫌だった。

特に押入れの隙間なんか1番嫌いだった。

ドアの隙間が嫌な理由は…電気を消して目が慣れ始めると誰かが、歩いてないか、誰かに覗かれないか気になってしまう…

今日の夜もそうだった…

ドアの隙間が空いてる。急いで閉めてベッドに戻った…寝てしまえば気にならないが…

夜中、3時半過ぎだろうか…

トイレの方から音がした。

スー、、バタン、、カチャ。

誰かが廊下を歩いてトイレに入り

鍵を閉めた音に近い感じだった。

怖くなり確認もせずに寝てしまった。

朝起きてから、顔を洗い、トイレに向かった。

ドアが少し開いている…俺の嫌な隙間だ。

何も気にせずトイレのドアを閉めて

会社に向かった。仕事をしている時は

昨日の夜中の出来事なんか忘れている…

帰宅時間になり家に着いた。

トイレに向かった…ふと、昨日の出来事を思い出して回りを見た…別に以上はない。

洗面台に行き、手を洗い、うがいをしながらトイレの方を見た…

トイレのドアが少し開いた…

ムカついた、イライラして

トイレのドアを足で閉めた…扉の金具が壊れて閉まりが悪いと思った。直せるかも分からないが工具を持ってトイレのドアを開けた…

気のせいか…誰かがトイレに居たような

気がした。怖かったがネジを力いっぱい締めてから部屋に戻った…テレビを付けた。

つまらないが怖いからテレビを付けた。

トイレに行きたくなり、トイレに向かった。

ふっふっふっ…誰かが笑ったような気がした。トイレから聞こえた…怖くなりお風呂場で用を足した。朝まで待ってからトイレのドアを開けようと思い。お風呂に入った。

シャワーにしようかと思ったが

湯船に浸かる事にした。湯船に浸かりながら考え事をしてたら…

畳の部屋じゃないのに畳をスースーって

歩く音がした。

その音が、だんだん風呂場まで近づいた。

スー、、バタン、スー、バタン。

トイレと風呂場が近いため音が鮮明に聞こえる。トイレのドアを開けたり閉めたりしている音だ…怖さが一気に襲いかかる。

湯船からあまり、音を立てないで

ゆっくり出ながら深呼吸をして…

一気に風呂のドアを開けた。

トイレのドアが開いてる…急いで身体を拭いてから、トイレのドアを閉めようとした

時に微かに声が聞こえる。

トイレの小窓の方から、ぶつぶつ何かが聞こえる…耳を澄まし聞き取ろうとしたが

分からない…怖いが小窓を開けた…

開けた瞬間に…髪の長い女性の顔がある。

ニタニタ笑みを浮かべ何かをぶつぶつ言っている…顔が真っ青で右目が殴られてるような目をしている…

急いで閉めて服に着替えて家を飛び出した。そのまま、家に帰れずホテル暮らしを続けた。

Concrete
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