短編1
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トイレ

中学二年の時のこと。

夏休みに入って一週間が経ったその日、部活に向かう途中我慢が出来そうになかったので、公園に備わっているトイレに入ることにした。

たいして古いトイレではなく、時間も朝8時であったため、幽霊が出そうな雰囲気は全くなかった。

用を終えて手を洗っていた時、チャラそうな男が入って来た。

電話に向かって、「だぁからー、それはあれだってアレ!!わっかんないかなぁー」と大声で話しかけ、電話の相手も何やら大きな声で応答している。

さっさとトイレから出ようと男の横をすり抜けた直後、携帯から漏れていた聞き覚えのある声に思わず足が止まった。

「あ、そいえばさー」「お掛けになった電話番号は」「タバコ買ってきてくんね?」「現在使われていないか、」「あぁ!?マルボロだって前も言っただろーが!!」「電波の届かない...」

それ以来あのトイレには近付いていない。

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演技の『訓練』していた役者とか
妄想を膨らます為に奇人を演じ他の人の反応をみて
参考にしてる作家とか(これは実際にいました)
振られた腹いせに酒に酔って既に着信拒否されてる彼女の電話番号にかけて
キカイ音声相手にうまくいってた頃と同じ感じで話しを続ける事で
現実逃避して気を紛らわしている途中とか?
単に薬物でトリップしてるバカか

色々と思いましたが…でも確かにコリャ怖いですわw短い文章でスゴイ!

ハンズフリーで話している人の中にももしかしたら、独り言の人や、ホントは友達いないけど、友達いるふりした人がいるのかもですよね…(´Д` )

サイコさんだあー!(汗)
時報(または天気予報)とお喋りしてる人とか、
テレビの砂嵐を見ながら笑ってる人とか、
よく見聞きするパターンですが、
実際に遭遇すると不気味ですよね。

私は、始めて読む内容ですし、怖いですよ。
目を合わせてはいけないと思いつつ、振り返りたくなりますよね…

この話に似たやつどっかで読んだことありますね(・・;)