短編2
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飲まなくてよかったもの

俺が中学生のときの話

俺はあの時自分で言うのもなんだけどモテてた

週に1、2回lineとかリアルで告白されてた

調子に乗ってたんだよね

まあ、告白のされかたはベタに好きですとか言われてたwwww

普通に呼び出されて言われるやつね

ある日、放課後地味目の女子から呼び出された(Aとする)

当然告白されるんだろうなぁと思ってふろうとしてた

そしたらこれやるといいことあるよって言われて俺その時バカだったから信じちゃった

教室のドアとカーテン締められて電気も消された

夏なのに少し寒気がした

そうすると水がくんであるコップをAが用意して教室の中心にある机の上に置いた

「ちょっと待ってね」

Aが言った

そうするとAはなんか訳わかんない呪文?みたいなことをブツブツいい始めて気持ち悪かった

終わったよって言うと水の入ったコップを俺に差し出してきた

そしてそれを飲めと言う

勿論飲まなかった

気味が悪いもん

そこで俺はなんでこんな物を飲ませようとするんだと思って無性にイラついた

「じゃあお前が飲めよ」

自然と口から出た言葉だった

暗くてよく分からなかったけどきっとAの顔は青ざめていたと思う

でもそこで当然の答えがくるんだよね

「いやだ」

だから俺はAを脅した

それでも飲まなかった

こうなったら強硬手段だ

無理やり飲ませた

Aの口に少ししか水は入らなかったから床に水が少し溢れた

Aは苦しそうに何度も咳をしていた

何かやばいことしちゃった!?

と思った俺はすぐに教室こら出て家に帰った

次の日Aへ学校を休んだ

よくあるパターン

その次の日

欠席の知らせはされずにAは学校に来なかった

またその次の日も次の日も次の日も…

あっとゆう間に1ヶ月は過ぎた

流石にやばいって思って先生に聞いた

Aは転校していた

Aに申し訳ないとも少しだけ思った

けどそれだけしか思わなかったからいつしか忘れていた

数年後、俺は二十歳を迎えたその頃にある一つの怖い話と出会った

お つ か れ

とゆうスレの怖い話だ

あの頃のあの時に似ている

と思った

俺はあの時を振り返って思うことがある

一つ目はあの時水を飲まなくてよかったということだ

二つ目はあの時Aに水を飲ませてしまって申し訳ないということだ

三つ目は俺にAはなんの恨みを抱いていたのかということだ

後日談が長々と続いてしまって申し訳ないがひとつだけ思い当たることがある

小学校のころ

と言っても一年生のときだが、一度どだけ間違って掃除の時間に雑巾のバケツの水をひっくり返してAにかけてしまったことごある

思い返してみて俺は酷かったと思うが、Aを見て大爆笑してしまった

ほかの奴らも乗っかって大爆笑した

恨みって恐ろしい

改めて思った瞬間だった

Concrete
コメント怖い
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