中編5
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地方のダム

ある日俺はAとBとご飯を食べに行くことになった

ご飯を食べ終わったあとにAが

A「心霊スポット行かね?」

B「今から~(笑)」

俺「エエよ」

ってことで地元では有名なダムに行くことにした

ダムは山を少し上ったところにある

車を走らせ3人はダムに向かった

山道を走っていると救急車の音が聞こえた

俺「救急車近くで走っとるよ」

A「うそっ、避けるわ」

B「サイレン鳴っとるか?」

二人には聞こえてないようだったので

俺「ごめん、聞き間違いや」

A「なんやねんそれ」

B「今から心霊スポット行くのにやめてくれ」

確かに聞こえたが救急車は走っていなかった

しばらくしてダムに着いた

3人ともダムの雰囲気にビビり車を降りれなかった

A「誰か降りろよ」

B「お前が言い出しっぺやろ」

俺「A降りろよ」

と誰が先に降りるか揉めていた

しばらく揉めてるとAがこんな話をした

A「ダムを少し進むだろ?そこに電話ボックスがあってそのなかに女の人が居たらヤバいらしいよ」

正直帰りたかった

何故このタイミングでこの話をするのかAの考えは理解できなかった

B「そんな事聞かされて降りれるか」

A「3人で見に行こう」

俺「マジで行くん?」

A「おう!俺先降りるわ」

とAが降りたので俺とBはAの後に続いて降りた

真っ暗闇を懐中電灯とスマホのライトを照らして歩いた

しばらくすると例の公衆電話が見えた

しかし何もなく

A「なんもねぇ~じゃん」

B「まぁ心霊スポットって言ってもこんなもんじゃね?」

俺「……」

諦めて引き返す俺とB

Aは何かないかと周辺を見ていた

俺とBは「先に車乗ってるから」と言い歩きだした

すると

music:6

後ろからAが凄い勢いで走ってくる

俺とBはビックリして車まで走った

俺は後部座席に座りBは助手席に乗った

すぐにAが運転席に乗り込み

A「ヤバいヤバいヤバいヤバい」

と言いエンジンをまわした

しかしエンジンがかからない

B「どうしたA」

俺もBも突然すぎて少しパニックになっていたがそれ以上にAはパニックになっていた

俺「なんやねん」

B「落ち着けA」

A「これは洒落にならん」

Aはその間もずっとエンジンを回し続けていた

やっとエンジンがかかり車は走り出した

俺「何があったんA」

B「教えろ」

A「お前らが帰ろうとしたとき俺はチラッと電話ボックスを見た。そしたら赤い服の女の子がボックスから出ようとしてた」

俺「Bそんなん見えた?」

B「見てないけどそれが本間ならヤバい」

A「俺も見間違いであってほしい」

その話以降車内は静かだった

しかし山道を降って居ると

山道の途中で車は停まってしまった

B「故障か?」

A「こんなときに最悪や」

俺「とりあえずボンネットあけて見てみたら?」

B「俺見てくるわ」

Bは車に詳しいのでBに任せることにして俺とAは車で待機していた

少ししてBはボンネットを閉め戻ってきた

B「特におかしいとこはないけどなー」

Bが車に乗ったとたんAの様子がおかしいことに気づいた

A「あっ……あ……」

B「次は何だよ」

Aはある場所を指差した

そこには木が立っているだけでガードレールしかない

A「立ってる…あの女」

しかし俺とBには何も見えない

A「こっちに来る」

B「とにかく車走らせろ」

Aは車を運転できる状態じゃなく俺とBはAを後部座席に移しBが運転することになった

Bが運転してる間もAは後ろを見ながら

A「ついてきてる……ついてきてる」

と言っていた

俺も後ろを確認するが何もなくただ山道を下っているだけだ

するとAが突然大きな声で

A「危ない」

と叫んだ

それにビックリしたBは急ブレーキ

sound:24

を踏んだ

すると同時にドン

sound:19

と言う鈍い音がした

B「やっちまった」

俺「とりあえず降りよう」

俺とBは何にぶつかったか分かっていなかった

俺とBは車のドアを開けようとした

するとAが

A「ドアを開けんな。アイツが入ってくる」

しかしそんな事も言ってられないので外を確認しに車から降りた

しかし車の周りには何もない

車にもぶつけた痕がない

B「気のせいか」

俺「でも衝撃あったよな」

そこで俺とBは初めて恐怖を覚える

これまではAがふざけているだけだと思っていた

Aはドッキリが好きなので俺とBはいつもの事だと思っていたが今回は違うことに気づいた

B「Aマジで見たんだな?」

A「そこにいる」

とAが言った瞬間

フロントガラスが

「バンバンバンバンバンバンバン」

sound:14

sound:14

と誰かに叩かれた音がした

しかもフロントガラスには赤い手形がついており

Bも俺もパニックになった

俺「とりあえず車を出そう」

Bは何も言わず車を走らせた

俺はAの事が気になり後ろを振り返った

Aは口を開けて気絶していた

Bも

B「何でこんなことになんねん」

と苛立ちを隠せず運転していた

山道をしばらく走っていた

俺はAが気になり何度か後ろを確認していた

するとAが突然目を開けニターッと笑っている

俺は怖くなりAを見ないようにした

山道をそろそろ抜けようとした時

俺とBは初めて赤い服の女の子を見た

その子はAと同じようにニターッと笑いこっちを見ていた俺はすぐに目を反らした

Bは車を運転することに集中していた

俺「こっち見てる」

B「見るな」

Bは怒っていたが冷静だった

music:2

山道を抜けいつもの道に戻った

近くにコンビニがあったのでそこに寄った

俺とBは店員の顔を見てホッとした

店員は凄い表情で入ってきた俺たちを見て少し驚いていたがいつものように

店員「いらっしゃいませ」

と言った

俺はAの飲み物と自分の飲み物を買い車に戻った

車にAの姿がない

買い物を終えたBが戻ってきた

B「どーした?」

俺「Aが居てへん」

B「はぁー?」

俺とBは周辺を探し回ったがAの姿はどこにもなかった

車はAの家の車なので返しに行った

そのときにAの両親に今まであったことを全て話した

すると母親は泣き崩れ父親は怒った顔をしたが

A父「もう今日は帰りなさい」

と言った

俺「俺たちも探します」

A父「警察にも連絡するからとりあえず今日は帰りなさい」

とだけ言われ俺たちは家に帰った

家に着くとAの父親から電話があったみたいで俺は帰ってすぐ親父に殴られた

親父「とりあえず今日は寝ろ、A君の事は明日だ」

俺たちは次の日もAを探しに行ったがAは見つからなかった

結局Aは今でも行方不明のままだ

最近高校生の間である噂がたっている

高「女の子がでるって噂だったダムに男の人が出るんだって」……………

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