中編3
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気が付いた時

周りは騒がしく

焦点が合った時、目の前には硝子の破片と

血にまみれた手が見えた

観光地としても自殺の名所としても有名な橋を見に行った

ここは幽霊の目撃談や怖い話がかなり有名で一度は行ってみたいと思っていた

そんな名所の帰りに

事故は起きた

いつもの心霊スポット巡り

運転は友人

助手席に自分

何かを期待しながら、心の中では何も起きないよう願っていた

夜八時

心霊スポット巡りには早い時間だが、場所が遠かった為、帰りを考慮して早めに出て帰ってくる予定だった

前からこの橋には行ってみたかったので、友人から誘われた時は嬉しかった

友人

『ローカル番組で、今の時季に心霊スポット特集やってて、あのK橋出ていてさ

ちょっと気になるから行かないか?お前なら嫌何て言わないよな?』

自分

『もちろん、俺もその番組見てたし』

お互いかなり乗り気だった

今思えば、

友人から心霊スポット行こうと誘う事自体おかしいと思って身構えるべきだった

いつも好き好んで心霊スポットへ行こうと言うのは自分で

渋々行くか…と言うのは友人だったから

橋に着いた時は、夜更けでは無かったが

霧が出てかなり寒かった

橋の欄干?上に有刺鉄線が張り巡らされ自殺防止なのか解らないが、かなり印象的だった

友人は橋はろくに見ず、橋の手前にある大木を終止眺めていた

その大木、人面木だか首を吊った人がいるとか、この橋の怖い話の一つ

その木を眺めている友人の姿は少し怖かった

お互い話もろくにせず、見るもの見たし帰ろうと自分から切り出した

友人は何処か虚ろに見えたが、返事が帰ってきたのでそのまま車に乗り込んだ

友人

『…帰りたいね…』

帰りたい?何言ってんだ?なんて鼻で笑ってると車はゆっくり動き出した

緩やかなカーブを何度も曲がり、行きと同じ道を戻る間、友人は何かをブツブツ話していた

自分

『…何か見たか?』

友人

『…ごめんな……』

自分

『…ん?何が?』

友人

『…ごめんな……』

会話にならなかった

謝るばかりの友人

何だ?コイツ…なんて考えた時

友人

『本当にごめんなぁ!』

急にデカイ声で叫び

は?何て思う瞬間

目が覚めた時、何が起きていたのか分からなかった

車はガードレールにぶつかりお陀仏

フロントガラスは見事に飛び散り、自分の顔に降り注ぎ血が吹き出していた

それは友人も同じだった

偶然通りかかった車が

事故った自分達を見て110番してくれた様で

凍え死ぬ事は免れた

救急隊に車から引きずり出され

自分達は病院へ運ばれた

お互いシートベルトのお陰か傷自体大した事は無かったが

ムチウチの方が痛かった位だった

警察から呼ばれ、事故当時の事を聞かれた時

『ブレーキをかけた後が無かったがどういう事か?』

という質問に耳を疑った

ありのままに状況を説明したが俄かに信じて貰えず、

『君の友達は動物を避けてぶつかったと言っているが、君の話だと…』

何と無くヤバい雰囲気…

とっさに

よく覚えていません

と答えてしまった

病院で友人と事故について聞いたら

『俺が聞きたい位だよ。怖かったのは覚えているけど、自分でも何であんな場所に行ったか覚えてないし、事故だって何が何だか…』

混乱は目に見えて解った

自分も何が何だか解らず、

損した気分で一杯だった

事故から数日後

首に巻かれたギブス?を取ったとき看護婦が一言

『首後ろにアザがあるけど、あんまり気にしちゃ駄目よ』

後ろだから見えにくかったが、

確にアザがあった

…何と無く今回は本当にヤバかったんだろうと思った

首をがっちり掴んだ様な

手形がくっきり付いていた

この手形の様なアザは

友人の首にも付いていた

以上です

余り怖い話しではなく

申し訳ないです

長文駄文失礼しました

怖い話投稿:ホラーテラー 京介さん  

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