短編1
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ズリズリさん・4

僕が呆然と見ていると、白い服の女は、ゆらゆらと小刻みに揺れながら此方に近付いて来た。

ズリ、ズリ、ズリ、

「・・・・・・・・・ズリズリさん。」

自分自身への確認の意味を込めて、小さく呟く。

さっきピザポが話していた化け物。

彼女が本当に其れならば、あの頭陀袋の中には・・・。

子供の死体が、入っている筈。

「・・・っ。」

背中を悪寒が這い上がった。

女性はまだ、ゆっくりと移動を続けている。

確実に僕の方へと向かって来ている。

ピザポの言葉が本当なら、彼女は僕に質問をしようとしているのだろう。

「私は、醜いか?」

と。

そして、もし、其の質問に答えてしまったら僕は・・・・・・。

絶対に嫌だ。

僕は回れ右をし、勢い良く彼女とは反対の方向へ、走り出した。

・・・・・・・・・。

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裂久夜さんへ

何時もニコニコ、あなたの隣に這いよる恐怖、ズリズリさんです(:3 )≡3※。.:*:・'°☆

・・・御免なさい。若干調子に乗りました。

恐怖がズリズリ…イヤ、ジワジワと迫って来てます!