中編3
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深夜の畑で起こること

怖い話かはわからないが、私の地元の話をしましょう。数年前にも地元の話をここに投稿していますが、まあほとんど同じ土地の話です。

うちは結構な田舎で、一軒一軒がいろんなとこにいろんな土地やら山やら、権利やらを持ってる。

自分ちもそうだが、そんなに土地を持ってても放ったらかし。親はリーマンだし自分もそう。畑とかやらないし山の管理とかもしてないのかも。

逆に土地とかを貸したり売ったりして、金持ちの議員とかやってる人もいるんだけど、今回話す話はそういう商売してる近所のおっさんの話。

そのおっさんはおっさんちから1Kmくらいに離れたところにそこそこ広い更地を持ってて、その更地はほとんど山に面したうす暗い土地だった。(山もおっさんのかも。)

私の家の土地がその向かい近くにある関係で、よくその更地に行くことがあるんだが、その更地はいつの間にかだれかに貸すようになったみたいだ。

おっさんの商売(農家)とは関係ないような工具とかコンテナが積んであった。

まあ、そんなのどこの家でもあるし、最初は気にしてなかったんだけど、ある日の深夜に怖いもんを見た。

字だけだと全然怖くないかもしれないけど、自分的には本当に寒気した。

その土地っていうのが山際にある関係から、車通りはもちろん人通りも少なくて、地元民の中でも通な人が近道として通るくらいの場所なんだ。その日、自分は友人と旅行に行った帰りで深夜1時頃に家に向かって車飛ばしてた。

で、例の更地だったところに差し掛かろうとしたら、赤やら白やらのライト振り回してるやつらに停められた。

最初は警察かなとか思った。飲酒の検問ね。

まあ通な道だしありえるかなと思ってたんだけど、警察じゃなかったんだよね。

それにはすぐ気付いた。車停めた時にその雰囲気ですぐわかった。

その更地を囲うように真っ黒の怖そうな車とか白塗りのバンが大量に停めてあんの。

で、そのバンとかからドラム缶いっぱい下ろしてた。あと、たぶんコンテナ。

貸してる相手がどんな人なのかすぐわかった。

おっさん結構金もらってんのか。と冷めた事もその時おもった。

それで停めてきた若そうな2人が

「なんでこんなところ通るんや」

って聞いてきて

自分ちがこの先にあること伝えて

車内も自分1人だし、あっさり通してもらえた。

「あんま見んなよ」

って言ってきたから、それからは目を逸らして車のアクセル踏んだ。

まあ、めっちゃ怖かったなあ。

そういうやつらが近い場所にいるってわかってたけど、まさか出会っちゃうとは‥て20歳の自分には結構ショッキングだった。

あの大量のドラム缶とかコンテナは、翌朝にはその更地になくなってた。

でも、全体的に土を掘り起こした後があって、どこにあるかは安易でわかる。何があの中に入ってたんだろ。

それから数年経って、おっさんとそいつらとの土地の契約が終わったらしく、おっさんがその更地を畑にしようとした。もう商売してるような年齢じゃないって、近所には話してたけど、たぶんブラックな部分見ちゃったからじゃないかな〜と、こっそり思ってた。

おっさんは畑に桜やらなんやらをたくさん植えたらしいんだけど、木は速攻枯れて、種はひとつも芽を出さなかった。今も更地。

うちの両親は自分ちの畑は芽が出るのにねなんて言ってた。

まあ、木々をも枯らす何かが地下に埋まりきってるんだろうな。

この更地、家1軒は建つ広さだけど、自分がここに住んでる間はおっさんちの誰かが家建てたり、人にその土地売ったりしないか本当に心配してる。

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