短編1
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中華屋

夜中に腹が減ったんで、ラーメンでも食おうかな、と近所の中華屋にいった。

うまいと評判の店で、遅い時間でも客は多い。

幸い、カウンター席に空きがあったから、そこに座ってラーメンを注文した。

そこで変な事に気付いた。

ほぼ満員の店内が静まりかえっている。

隣に座っている客が俺を見ていた。後ろを振り返ったら、テーブル席の客たちも全員無言で俺を見ていた。店員もそうだった。

店主がラーメンを俺の前に置く。そして俺の方をじっと見た。

何とも言えない不気味な雰囲気。怖くなった俺は半分も食べないうちに店を出ようと思った。

そしてその時、自分がズボンを穿き忘れている事に気付いた。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

Concrete
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