短編2
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離島の心霊スポット

僕の、住んでる島はとても良いところだ。

自然はそこら中にあるし、店も、、まぁ都心付近には当然劣るけど、生活と趣味を楽しむにはちょうどいいくらいはある。

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それに、心霊スポットが充実してる。

ものすごい霊感の持ち主は、 この島に入りたくないって言っちゃうくらい。

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なんでそんな心霊スポットがあるかって言ったら

ものすっごい昔、江戸時代くらい。

何か罪を犯した人間とか、隠れキリシタンとかが

この島で、処刑されたり、働かされて餓死したり。

そういうのがたくさんあったからなんだって。

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だから、霊がいっぱい住んでるんだ。

で、この島で一番ヤバイって言われてるのが

隠れキリシタンが埋められてる山の下を通る

トンネルなんだ。

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そこには、いろんなウワサがある。キリシタンの霊が出るとか、血の涙を流したマリア像があるとか。

で、行ってみたんだ。友達二人と。

だって面白そうじゃん。

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夜中の12時くらい。三人集まった。

来たはいいけど、トンネルが放つ異様な空気に

皆、ビビってた。

『昼間来る時とは全然違うね』

『そうだね。街灯全然ないし』

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そう。まわりの光っていったら

トンネルの入口のすぐ近くにある、公衆電話だけ。

そういえば、

この公衆電話にも何か出るって言ったっけ。

あんまり、ここにいたくないな。

『ね。早く行こ。』だから僕は、二人を催促した。

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そんなに長いトンネルじゃないから、

歩いて入ることにした。

けど、走った。だってこえーもん。

いつの間にか、手を繋いで走ってた。

野郎三人で手を繋いで走るとか、気持ち悪いけど

恐怖には勝てない。

友達の顔も見えないくらい真っ暗。

僕は、両手に手を握ってたから真ん中だった。

ひたすら、出口まで走った。

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ふー。着いた。特に何もなかったな。

ってか

『『『真ん中で良かったあ!』』』

え?

俺の声と重なって二人の声が聞こえた気が…

『俺が真ん中だったよな?』友達が、言う。

いや、『僕が、』友達の発言を訂正させようと

口を開いた時

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手に違和感を感じた。

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shake

ズルっ

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なんだ?気持ち悪い。

すぐにスマホの明かりをつけ自分の手を確認した。

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僕の手には、

真っ赤な

血がベットリついていた。

shake

『うわぁぁぁぁぁあぁぁあ!!』

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僕は、一体誰と手を繋いでたんだよ…

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x hirokoさんへ
とても有名な場所ですが、本気で危ない場所なのであまり肝試し目的でキリシタン塚を訪れる人はいませんね。
このトンネルの先にはホテルもあります。
観光がてらお越しになられたらいかがでしょう笑

返信

やはりこの間のだったんですね。
マリア像が出てきたあたりであれって思ったけど

トンネルもあるんですね。
地元の人が言うってことは本当に怖いところなんだろうなと思います
行ってみたいような行ってみたくないような…

返信

紫音さんへ
そう言っていただけるととても嬉しいです。
トンネルは、いろいろな人がよく使う通りなので
ウワサもよくたちますからね。

返信

桜花さん

やはり皆さん観てたんですね。

桜花さんのこのお話を読んで、キリシタン塚よりそのトンネルのほうが凄く気になりました。

返信

紫音さんへ
読んでくださりありがとうございます。
はい。そのテレビのことは、学校で話題になりました。 地元では相当有名なので、あまり驚きはしませんでした。
キリシタン塚よりこの話にも出てくるトンネルに行ってもらいたかったです笑

返信

なんてタイムリーなお話で。

数日前にテレビで、その離島の事をやってましたね。

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