短編2
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カレンダー

カレンダーを良く買う人はいると思う

そういう人は注意してほしい

今から話すのはカレンダーにまつわる話だ

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カレンダーを買うと普通は間違いはないかもしれはい

しかしごく稀に一つだけ間違いがある

9月を良く見てほしい

自分のカレンダーは普通だろうか

しかし

ごく稀にへんな9月がある

幻の31日があるのだ

これは決してカレンダーの製造元が悪いわけではない

気をつけてほしい

もし自分のカレンダーに

9月31日があったら危険だ

9月31日があったら本当に9月31日が訪れる

9月31日は危険な場所だ

いや時間と言ったほうが良いかもしれない

まず9月31日に入ってしまうとまず抜けられない

そして得体の知れない『何か』に追いかけられる

その『何か』とは良くわからないが

目がなく手が足になっているものだ

それ以外は普通の人と変わらない

その『何か』に捕まってしまうと

次元の狭間に閉じ込められてしまう

次元の狭間では年をとらないだから死なない

そして怪我を負ってしまうとすぐに治ってしまう

しかし痛みは通常どうり感じる

これだけ聞くと次元の狭間はいいところに思えるかもしれない

しかしもう一つの特徴がある

次元の狭間では動けなくなってしまう

これだけ聞くとあとはどうなるかわかると思うが

次元の狭間に連れて行かれると

彼らのエサにされてしまう

年をとることができなくて死ねない

食われてもすぐに治って死ねない

食われるときは激痛がはしる

それこそ『無限の苦しみ』が与えられる

9月31日に入ってしまうともう終わりだ

捕まるのを待つしかない

それか

次元の狭間に連れて行かれる前に自殺するか

こうならないためには対処方がある

まずそのカレンダーを見つけた場合

捨ててはいけない

捨てても9月31日には連れていかれてしまう

そして9月31日に連れて行かれないようにするには

まず9月31日を切り取る

そしてそれを破いて燃やす

もしこの時破かずに燃やしたり

破いたままもやさなかったら

9月31日に連れて行かれる

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みんなもカレンダーを買ったら9月をチェックしてほしい

気をつけてくれ

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