短編1
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居留守

その日、俺は大学の友達と三人で俺の住むアパートの部屋で集まり宴会を開くことにしていた。

一人はアルバイトが終わってから来ると言い夜11時頃に来る予定だった。それまで俺は友達一人と酒を飲んだり、ゲームをしたりして楽しんでいた。ちょうど11時を過ぎた頃、インターホンが鳴った。

友達が来たのかと思いモニターで確認すると見知らぬ男が立っていた。格好からして宗教などの類の勧誘だろうか、こんな時俺はいつも居留守を使うのだがタイミングの悪いことにちょうどその時モニターに遅れてきた友達も映った。

友達が来てしまい居留守が使えなくなったため仕方なく部屋のドアを開けた。遅れてきた友達はすぐに部屋に入ってきた。

そしてその男はやはり宗教の勧誘なのかよく分からない話を30分ほど続けてようやく帰ってくれた。男が消えた後しばらくは友達とその男の話をしていたが、次第にどうでもよくなり楽しく話してその日は寝てしまった。

次の日、朝テレビをつけると俺の住むアパートが映っていた、アパートの大家と住人2人が殺害されたらしい。

そして犯人は捕まっていて顔写真が映った。

昨日の男だった。

犯人は大家を殺害し、アパートの部屋の鍵を盗み居留守をした人間を殺したと証言したらしい。

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