短編2
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存在しない村1

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これは私の知人が体験した話です。

私の知人とその友人で夜にドライブをしていました。大音量で音楽をかけながら走っていると、ふと見たこともない道を見つけました。知人も友人もだいぶテンションが上がっていたようで、その道を走ることにしたそうです。しばらく走っていると街灯がなくなり、鬱蒼とした森の中に道路があるような感じになってきたそうです。10分ほど走ると今度は車がエンストしてしまいました。エンストなどしたことがなかったので、だいぶあせったそうです。

その時、鈴の音が背後から聞こえたそうです。

こんなところに?と思いながらも振り向くと、中学生か高校生ぐらいの女の子が巫女服みたいのを着て、立っていました。

女の子はこういったそうです。

「貴方達、なんでここにいるの。ここにいてはだめ。早く、元来た道に戻りなさい。」

知人が言うには、威圧感が凄かったそうです。

「でもエンストして帰れないし、道がわからなくなった」

といったところ女の子は

「分かった。私が連れて行ってあげるから、来なさい。」

「でも、車が…」

「今日はもう無理ね。明日もう一度ここに来なさい」

意味が分からない知人と友人でしたが、女の子の威圧感に負けてその場を後にすることにしました。

女の子と歩いている時、いろいろな質問をしてみたそうです。しかし、何を質問しても無視されたそうです。ただ一つを除いては。

「ここはどこ?」

「ここは、存在しないところよ。こんなところに来るなんて、死にに来たの?今度からここに来ないこと。見つけたのがたまたま私だったから良かったものの…。他の村人が見つけたらどうなっていたことか。」

と意味不明なことを言われたそうです。

ここで、気付くといつもの道に戻って来ていたそうです。最後に女の子が

「明日、もう一度ここに来なさい。車を取りに。

明日も、ここに来れると思う。私がここに来るから、声をかけて。」

と言って、同じ道を帰って行ってしまいました。

知人達は、なんだか怖くなり急いで家に帰ったそうです。

存在しない村2に続く。

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