短編1
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おっさん

夜中俺はハッとめがさめた。

体が全くうごかず金縛りだった。

目だけは動いたから、早く解けろーと思いつつキョロキョロとあたりを見渡たした(ような気がする)

視野の右端になにか白いものがあった感じがした。

最大限右側を見るけど白いモヤっとしたものが見えるだけではっきりと何かはわからない。

でも見てるとなんか微妙に動いてるというか近づいてきてる感じだった。

近づいてくるにつれそれが顔だということがはっきりしてきた。

異様に色白なおっさんの顔。首から上だけ(しかみえなかったけど、床からの高さからいってそんくらいだろうと思う)。髪はたしか黒かった。

恐怖だかなんだかわけがわからなくなって、とにかく逃げたいと思ったけど体がうごかなかった。

おっさんはどんどん近づいてきた。

隣で寝ていた親父だった。

なんていうハッピーなオチはなくて、おっさんの顔はとうとう俺の顔の真横にきた。モゾモゾうごめいてる感じだった。

俺は仰向けのまま全く動けない。

そしておっさんはおれの耳元で俺の名前を2回、うめくようなすがるような声でささやいた。

そこで俺は全身の力をふりしぼって叫び、身を起こした。

見たらもういなかった。

即効母親のとこいって一緒にふとんにはいった。

おわり。

1週間前のできごとでした。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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