中編2
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予知夢?

これは僕がみた予知夢の話です。

中学の頃、僕はバスケ部で忙しい部活が終わり、さっさと家に帰って寝ようとしていました。

少しだけ寝転がりながらケータイをいじっていると、いつの間にか寝てしまっていました。

寝ているときに見ていた夢の中では、普段はほとんどないのですが、なぜかこれは夢だということがわかりました。

その夢では友人のSと一緒にチャリンコに乗って、話をしながらながら友人の自宅へ向かっているところでした。

初めて行くSの家でした。

Sの家へ進んでいくと途中で、線路の下の木がほぼ腐りかけてるぐらい古い踏切がありました。

夢の中では夜だったのですが、普段ビビリの僕でも、夢だとわかっていたので全く怖くありませんでした。

その踏切を通る瞬間線路の遠くの方に黒い服を着た茶髪の女性がフラフラしながら立っていました。

Sの方を向き、『変なひとがいる。』と指差すとSは隣にいませんでした。

Sの名前をいくら読んでもSは姿を現しませんでした。

急にきえたSを不思議に思いながらも夢だとわかっていたせいか、それも全く怖いと感じませんでした。

そしてふとさっきの女性の方を向くとその女性も消えていました。

そして、カンカンカンという踏切の音らしきものがなった瞬間目が覚めました。

丁度その日にSと遊ぶ約束をしていたのでSにその話をしてみました。

すると、Sも、僕とSの立場が逆の全く同じ夢を見たと言いました。

『まじか!』とでかい声で言い放ちましたが、なぜか同じ夢を見たことを僕はそこまで不思議には思いませんでした。

そして少し薄暗くなるまで僕の家で遊びました。

遊び終わった後、Sは僕以上のビビリで、その夢を見たせいか、Sが怖いから帰りついてきて!と言ってきました。

ぼくはSの家の場所を知りたかったのもあって、ついていくことにしました。

そして、夢でみた踏切が本当にありました。

めちゃくちゃ怖かったですが、Sがちゃんと隣にいたのでそこをすんなり通過しました。

僕もSも何もいないことを確認し安堵して、僕は帰りました。

家に着くと、うちの母さんがお気に入りの黒い服を着ていて、僕の大好きな肉じゃがを作っていました。

夢で見たのは母さんだったのかなぁとホッとしながら、少しニヤニヤしていると、二階から降りてきた姉に『きもっ』と言われ僕はその言葉もすこし暖かく感じましたw

でも、一つ、あの踏切を越えた時にSには言っていないことがありました。

あの踏切を越えたとき、Sのチャリンコの荷台に、黒くて茶色っぽい服を着た女が一瞬だけ座っているように見えたことです。

言わなかったのは、その時のSはとっても安堵していて、優しい目をしていましたから…。

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