短編1
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エレベーター

小学生の頃、手の手術で1泊入院をした。

消灯も早く、元気な私は探検したくてウズウズしていた。。

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みんな寝静まり、けれど私は眠れず、1Fのロビーまでジュースを買いに抜け出した。

ナースステーション前で声を掛けられる。

「沙羅ちゃん?眠れないの?」

『うん!ジュース買ってくるねっ!』

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そして乗り込んだエレベーター。

1Fを押したのに、何故かB2へと。

開いたドアの向こうに光が無い。

ドアを開けたまま通路を見ると、『霊安室』のプレートが見えた。

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探検したいなんて思ったからだろうか。

急いでドアを閉め、自分の階を何度も押すが、今度は屋上へと出る場所へ。

誰かが、勝手に乗っていたんだろうか?

地下2Fと、屋上への往復を数度繰り返し、やっと自分の階へと辿り着いた。

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さっきのナースさんが声を掛けてきた。

「沙羅ちゃん?ジュースは?」

『もう要らない!!」 

そしてベッドの中で震えながら朝を迎えた。

私は、もう病院探検なんて・・・・

し な い

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沙羅姉様

実話なんですね。
怖いです。
病院のエレベーターなんて「ガチ」(ってい運ですね?(笑))

「エレベーター」競作は、てのひら怪談 いよいよノンフィクションに突入しました。
雑居ビル、マンション、ホテル、病院・・・
どこのエレベーターも怖いです。 

次は、どなたが、どこのエレベーターに 誘ってくださるのでしょう。

「怖いけど、たのしみぃ」(姫)

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