中編3
  • 表示切替
  • 使い方

PCの声

5年前日本に帰国した時、PCを買おうとして

色々捜して歩きました。

適当な物が無く結局新品を買うのをあきらめ、

中古を購入する事になりました。

リサイクルショップを探し回り3軒目に

ようやく自分の目にかなう物を購入しました。

2年落ちでしたが価格が非常に安く

おまけにオプションもかなりそろっていて直ぐ気に入り購入しました。

リサイクルショップの人も「掘り出し物で良いもだ」という事で

太鼓判を押してくれました。

早々家に持ち帰りました。

PCを購入してから私の周りで変なことがおき始めました。

ひとつは「PCがひとりでに夜中に点く」と言った現象です。

これは「寝る前に消し忘れていた」と思い

最初から問題にしてませんでした。

次にひとりでに「打っても居ない文字が出てきたりする。」

これもあらかじめ「過去に打ったものが出てきた」と考えてました。

次は「録音してないのに声が録音されている。」これは録音形式が判らないことで私には直せなくてそのまま使う事に決めました

この現象が次々に続けた間に出てきたのでどれから手を着けていいか

判らなくなりました

3回目になるとさすがに気にかかり始めました。

おまけに時々「怨の字に似た字」が浮かび上がり始めました。

何どか削除しましたが一週間すると叉出てきました。

気味が悪くなりどうして良いかわからなくなり、手放す事にしました。

友達がほしいという事で買ったときの値段で引きとって

もらうことに決まりました。

その引取る前の日。

夜中にトイレにおきて行くときPCの前を通り驚きました。

電源がひとりでに入り点きっ放しになってました。

急いで切りますが1分も断たないうちに叉点いてしまいます。

コンセントを切っても今度はバッテリーの方で点いてます。

切るという指令にも従いません

こんなおかしなPCは早く売ったのが正解だと思い

バッテリーが切れるまで点いてれば良いと思いそのままの状態で

部屋に入り寝ました。

翌朝起きるとPCの事が気になり

PCの前に行くとバッテリーのゲージは

0でバッテリーが無くなって居るにもかかわらず点灯してました。

怖くなり午前中のうちに友達に持ってゆきました。

友達も最初は「安い買い物をした」と喜んでましたが、

3日過ぎると私に引取るように要求してきました。

お金を返し私のところにPCは戻ってきました。

仕方なくPCを今度は基のディスカウントショップに引取るように

交渉しましたが、理由が理由だけに応じてくれません。

仕方なく引取りもどりました。

それからしばらく開けないで、放っておきましたが

どうしても気になり叉電源を入れ使い始めました。

それからしばらく何もおきませんでしたが

ある日PCをインターネットに接続メールを見て驚きました。

私のメールアドレスで方々の知らない人にメールが送られ

その返事が来てました。

返事の内容は、「懐かしむ人、悲しむ人、色々な返事です。」

どうして、どうしてと思い、メールの中の一人の電話番号が

載ってたので連絡をしてみました。

もちろんぜんぜん面識もありません。

電話に出たのはおじいさんでした。

うれしそうな声で「メールが送れてうれしくて

寂しさを忘れられる」との答えに断る事と

持ち主が変わったことを知らせる事ができませんでした。

色々メールをたどりPCの以前の持ち主は40歳ぐらいの女性でガンで亡くなった事までわかりました。

「さぞかし生きて居たかったのだろうなー」と思うと

私の元で使い続けようと考えました。

それからはごく不通のPCに戻りました。

そのPCを今もタイで使い続けています。

録音記録には生前女性が歌ってる歌が入ったままです。

楽しそうに歌って仲間の拍手を受けた物が流れます。

これを消すとまた何が起きるか判らないので、

そのままの状態でつかってます。

Normal
閲覧数コメント怖い
4944
7
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ
表示
ネタバレ注意
表示
ネタバレ注意

あんみつ姫様
怖いとコメントありがとう
中古やアンティークには、昔使った人の愛着がこびりついてます。
私も、なるべく新品を買う様にしてます。
結局、昔のPC(何処にも売れなくて)は家の物置に保管してます。
時々、引っ張り出して電源を入れますが立ち上がるまで、30分かかるので
途中で‘やめます。

表示
ネタバレ注意