短編2
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踏まれる女、踏む女 2

フロントで地蔵と廃虚の写真を見て貰い場所を聞いた。

地蔵の方はタクシーで15分位の所にあるものだろうと言われた。

タクシーのドライバーにも写真を見て貰い聞いたら、この辺りでは足切り地蔵と言われてるちょっと有名な所だった。

タクシーを降りて地蔵を確かめた。

写真と同じだと思った。

廃虚の方はまだ分からないので

とりあえず地蔵の脇の細い山道を登って行った。

「引き返した方がいいかも」

そんなことを何回も思いながら歩いて行くと集落に辿り着いた。

廃虚のような家屋が何軒か在るだけ

誰も住んで居ないだろう

ホテルで貸して貰った懐中電灯で写真と家屋を交互に照らしながら探した。

やはりあった

写真と同じ家屋

僕は最初から・・ここに呼ばれていたのだ

ぐるりと一周回ってみたり、隙間から内を伺ってみたが何もなかった

多分、入らないと何も分からないのだろう

意を決して戸を開けて入ってみた

何か手がかりになるような物があるのだろうか?

辺りを照らしながら奥へと入って行った

ズリッ

聞こえた・・

ズリッ

ヤバい・・来た・・

ズリッズリッ

ゆっくり振り返ってみた

いざとなったらすぐ逃げられるよう

開けたままにしてた

・・ムダな事だった

青白い腕でゆっくりと身体を引きづる女

上半身だけの女

やはり下半身・・に踏まれている

列車で見たのと同じ女

・・違う・何か違う・

後ずさりしながら違うところをさがした

・・向いてる

わずかづつ

よく見ないと分からないくらい少しづつ

頭をあげてるんだ

顔をこちらへ向けようと・・

ズリッ

距離が縮まる

ズリッ

来るんじゃ・・なかった

額が見えてきた

だが大丈夫だろう

後少しで女の手がとどく

僕は殺されるだろう

でも女の顔は見ないで済むだろう・・

ガバァァァ

女はそれまでにない早さで

いきなり顔をあげた

顔全体がグチャグチャに・・

焼けただれているように・・

目も鼻も口も・わからなかった・・

「足をくれぇ・・顔をくれぇ・・」

女の声は地の底から聞こえるように響いてた

乱文長文失礼しました

明日は最後まで書きます

興味のある方お付きあいください

よろしくお願いします

怖い話投稿:ホラーテラー 守り人さん  

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