短編2
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KARASU

これは、、、

作者の過去の話だ。

祖父祖母が亡くなり叔父の借金の連帯保証人のせいで、、、今は田舎と呼べるモノはない。

だから田舎には中学一年迄の記憶しかない。

俺の田舎は結構田舎とは、、、いわない。

家の二階から瀬戸大橋が見えてスーパー迄は自転車で1時間あれば行けるという素敵な場所だった。

幼稚園の頃小学生の兄と姉の3人で田舎まで行きニュースにも出たのを今更思い出す。

そんな田舎の話である。

のどかな景色。

朝は山に登りカブト虫を捕まえ昼からは海へ行き釣りをする。

そんな田舎での話。

家の上にある山には養豚場がある。

朝の山登りをするとたいてい豚の白骨がある。

大概は耳の様な三角形の骨や長管骨だった。

夜になる前、、、

夕方と呼ばれる刻。

家の周りはものすごい光景に出会える。

トンボが黒い塊となり家の隣にある田んぼや畦道をまるで龍の様に通り過ぎては戻ってくる。

餌を捕食しに。

俺や兄貴は地面に這い蹲り、トンボの塊が近くを通り過ぎる瞬間に虫網を黒い塊に向かってふるう。

一瞬で網の中にトンボの渋滞と塊が出来る。

残念ながらオニヤンマは速すぎて首がもげる事が多かった。

そんな田舎の夕方の空には、、、

トンボの塊よりもさらに上空では、、、

茜色に染まりつつある水色の空をなんとか黒くしようとする数百の黒い鳥の群れがいた。

円を描きながら空を黒一色にしようとするその群れがたまらなく好きだった。

1匹1匹を近くで見るとあんなに怖いのに。

黒い空を見た後は、、、

山頂の道路には養豚場から逃げ出して車に轢かれたか不慮の死を遂げた白骨の豚さんがいた。

今に思う。

白骨化まで速すぎやしないか?

カラスが空を黒く染めるって普通ありえるのか?

今はその土地は限界集落となってます。

カラス。烏。鴉。

黒い価値観、黒の中の艶のある紫の色、光を吸い取る眼、、、

カラスは人に嫌悪を

鴉は人に信仰の対象を

烏は人に恐怖を

KARASUは人に畏怖を。

カラスの数だけ人の価値観の数だけ答えはある

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パグ太郎さんのように、才能で反論できるって…
すごいことですね…
私は、最後の5行が好きです。なるほど…と。心に残ります。

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詩人ですねー
カラスがこわくない。
これは、私の作品も同じ。
叙事詩だ。

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パグ太郎氏、最後の一行がカッコイイ!惚れた…ひ…( ´ ▽ ` )ノ''''チュ♡

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田舎はいいな(・ω・)ノ
なんだかジーン…ときました( ; ; )