短編2
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真冬の夜の怪異②

ある夜、私は玄関先で一服しようとしていた…

1月半ば、冷たい雨が激しく降る夜でした。

私は、あまりの日々のストレスに4年間止めていたタバコを再開した。

子供達の出前、寝かし付けた後や仕事中等々…臭いには気を使っていた。

なので、その日も皆寝静まった頃にそっと玄関先へと旅立った・・・

寝る前だし、節電!と思い、リビングは常夜灯にして寝る支度を済ませていた。

ザーザーと降る雨音を聞きながら、フーッと一息ついていた。その時・・・

カチャ・・・

背後で何か音がした。

すぐに理解が出来ず…

「カチャ?・・・!!!!」

慌ててドアノブに手を掛けたが、ガタッと音がするだけでドアは開かない!

「・・・閉められた」

かなりパニックになった頭で必死に考えた。

今、自分はパジャマに上着1枚。下はサンダル。持ち物はタバコとライターのみ…。

雨が降る真冬の夜を凌ぎきれるのか?

・・・イヤ。死ぬΣ(゜Д゜)!

辺りを見渡して気がついた。

駐車スペースの隣は、胸の高さ程の塀がある。

そこからカーポートに登れないだろうか?

カーポートにさえ登れれば、高さ的にもベランダに入ることが出来る!

よし!!やってみよう!

ミシッ・・・ギシギシギシッ!

イヤ~な音を立てつつも、壊れる気配は無さそうだった。

よし、行ける!

慎重に…四つん這いになりゆっくりとベランダに向かう。今、誰かが通ったら確実に捕まるな…なんて思いつつ…(笑)

ミシッ!・・・ギシッ!

ズルズル・・・びちゃっ!

ギシッ!・・・ミシミシ!

ズズズッ・・・びちゃっ!

何とか、ベランダに手をかけた時にはすでにびしょ濡れの状態だった(´д`|||)

寒さで手に力が入らない…

渾身の力を振り絞り、ベランダをよじ登る

ゴトッ!

ズルズル・・・

ドサッ!

寒い・・・

凍える体で、ベランダの窓を叩く…

必死に訴える…

ようやく、旦那が出てきたと思ったらすごい顔で腰を抜かした!(゜ロ゜ノ)ノ

「な、何やってんの?」

「あの、ごめん、タバコ吸ってたの」

テヘッ(;゜∇゜)

その後、差し出されたホットミルクと共に30分説教を聞かされた・・・

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①、②読みましたが
①の方が怖かったような?
何でタバコを吸うのに外でですか・
奥さんは新しい家では禁煙ですか?
面白いトドさんでした。