体験談〜カウントダウン〜

短編2
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体験談〜カウントダウン〜

怖くない話かもしれませんけど、体験談のひとつとして。

当時あたしは付き合っていた彼氏がいました。

彼氏と二人で大晦日のカウントダウンイベントに参加しようってことになり

某イベント会場へ行きました。

大勢の人が集まっていて、みんな今か今かとそわそわしたり仲間同士で騒いだり。

そこにある家族がいました。

お父さん、お母さん、3歳くらいの女の子。

女の子はお父さんに抱っこされて、輝く目をして夜空を見上げていました。

お母さんはお父さんにくっつくようにしてお互いの体温で寒さを紛らわせてる感じで、幸せな家族なんだなぁと思っていました。

会場のアナウンスで

「みなさーん!カウントダウンがそろそろ始まりますよー!」

会場はさらに盛り上がり大歓声を起こしました。

あたしも素直にイベントを楽しんでいましたけど、どうもその家族が気になり

ちらちらと見てしまっていました。

そしてカウントダウンが始まりました。

10!

9!

8!

7!

6!

5秒前の時、家族のお父さんとお母さんの僅かな隙間に3歳くらいの男の子が半透明な状態で現れました。

男の子も楽しそうにカウントダウンに混ざって

5!

4!

3!

2!

1!

はっぴーにゅーいやー!と会場は大盛り上がり。

家族のほうを見ると、男の子が口パクで何かを言ってました。

言い終えたのか、男の子はスッと消えました。

消えると同時に紙切れがその家族の足元にヒラヒラと落ちていったので、

あたしは拾い、お母さんのほうに

「すみません、こちら落とされましたか?」

と言って渡しました。

渡された紙をお母さんは見て、突然の号泣。

お父さんが心配そうに声をかけてると、そのお母さんがあたしを指差してきたので

お父さんはあたしのところにきて

「あの紙をどこで?」と聞いてきました。

あたしは経緯を説明してあげるとお父さんも泣きながら

「ありがとうございます」と。

お母さんが近寄ってきて紙を見せてくれました。

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良い話で良かったよ(;´_ゝ`)
たまには良い体験をしてるんですね( ;∀;)