短編2
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体験談〜カラオケ店〜

当時あたしは24時間営業のカラオケ店でアルバイトをしていました。

(店名は伏せておきます)

地元では有名なヤ◯ザが運営しているお店で、店内の雰囲気はファッションホテルかのような作りをしていて、店内は薄暗く、通路の所々に不気味なマネキン型の人形を飾りで置いてあり、あたしは飲み物とか注文されたものを客室まで持っていくのが嫌でした。

ある日、注文されたものを客室まで届けることになり足早に届けて

受け付けカウンターまで戻ろうとした時のこと。

とある部屋の前を通過しようとした時、嫌な予感というか視線というか、そういうのを感じて通りすがるときに横目でチラ見をしました。

部屋のドアは半開き状態で、チラ見しただけなのに何者かの気配を感じました。

急いでカウンターに戻り、アルバイト仲間の女の子に話しました。

その女の子はオープニングスタッフということもあり、結構お店の裏事情的なのも知っていたのであの部屋のことを聞いてみると

「あそこ出るらしいよ〜」と冗談っぽく言っていました。

まさかそんなはずは、と思いましたけど

次の瞬間、あたしとその子は身体が硬直します。

部屋には監視カメラが設置されていて、カウンターの下にはモニター画面で全部屋が順番に切り替わって映しだされるんですけど、例の部屋が映った時その部屋の済に、女性が立っていました。

あたしたちは「え、なにあれ今の見た?」と軽いパニックを起こし

モニター画面を見入っているとまた例の部屋が映りました。

部屋の監視カメラの目の前に立ち、カメラ目線でこちらを見ながら立っていました。

あたし達は店長に状況を説明し、店長と一緒にその部屋に向かいました。

店長は俗に言う、オラオラ系で我が物顔でその部屋まで進みました。

部屋に着くなりドアを勢い良く開けるとズンズンと中に入っていき、狭い部屋の中を一周し戻ってきました。

あたし達は部屋の入り口で待機していました。

店長は「この部屋は出るらしいからなぁ」と。

あたし達と店長はカウンターに戻り、通常業務に戻りましたが、その後も監視カメラには映り続けていました。

1ヶ月後、カラオケ店は閉店しました。

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ネタバレ注意

カラオケ店の幽霊話って結構あるけど歌が好きなのかなぁ~(。-∀-)