短編2
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タクシー①

あ、あ、このまま死ぬのかな……

27才、独身で会社員の俺は今 3人の男に蹴られ、殴られ、木刀で打たれて片腕を折られている。

それにはわけがあった。

2年前、当時付き合っていて結婚まで考えていた相手がいた。k子、25才。

ソコソコ見た目も良く、気が効く器量良し。

当時、勤めていた会社で知り合ったわけだが 彼女には少し問題が有った…。

彼女の元カレ、Aが 別れた今でもシツコく付きまとうとの事。警察に報せようと何回も試みようとしたが いかんせん相手はヤクザ。礼節をわきまえているヤクザなら未だしも、チンピラみたいな事しかしない。

「サツにでもチクってみろ!!お前の家族皆殺しだからな!!」とか 言う始末。

それが嫌で地元の某県から この街へやって来た。最初は声を掛けても何だか避けられている感じだったが、何回も話し掛けている内に心を開いて話をしてくれた。

自称喧嘩10段、ホントは空手初段と柔道初段の俺は、「そいつから何かされたり、嫌な事が有ったら直ぐに俺に言えよ!」と見栄と勇気を振り絞り、k子の笑顔を勝ち取っていった。

付き合って1年、何事もなく俺とk子は付き合っていた。阿⚪️山に行ったり、天⚪️に海鮮丼を食べに行ったりしていた。

ある日の事、一人で家飲みをしてるとk子からLINE。

k子「マコちゃん、今何処にいるの?」

マコ「俺は今、家で飲んでるよ!来るか?」

k子「うん…。でもね、外で誰か知らないけど私の部屋覗かれてる感じがするんだけど…。」

マコ「まじ?今から直ぐ行く。呑んだからタクシーで行くから待ってろ。」

Rタクシーを呼び、約15分掛かる彼女の部屋へ急ぐ…。

②へ続く……。

Concrete
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