長編14
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死の峠

車を止めると目的地に着いた時の達成感を覚え、それから、長時間運転して凝り固まった肩を揉みながら大きく深呼吸した。

某県…百合本郷市と城岩町を繋ぐ県道69号線には折渡峠という山間の峠がある。

ぼろの中古車で曲がりくねった山道をひたすら辿っていくのに、昨夜の睡眠不足を差し引いても体力的に厳しいものだった。

噛み続けて味のなくなったガムをティッシュに包み、ポケットにいれる。

ドアを開ければ真夏の熱気を帯びた風が吹き付けると覚悟していたが、予想に反して涼やかだった。

折渡峠、ヘアピンカーブの続く道は運転する者にとって苦行なれど、空気はいい。

車を降りると、峠の中腹にある休憩場に駐車した車が斜めに横切っていることに気がついたが、峠道を走ってきた30分間、前後を行く車も対向車も一台として見なかった…誰の迷惑にもならないだろう。

峠の中腹にある休憩場の対面に今回の目的としていた、千体地蔵がある。

名前の通り、ずらりと地蔵が並んでいる。

その地蔵の行列は、ずっと先の小高い山の上まで続き、山の頂上には霞隠れと呼ばれる小さな洞穴がある。

気まぐれにしゃがみ込み、1体の地蔵に手を伸ばす。

「おやおや…人様が来るのはめずらしいねえ。」

不意にかけられた声に、びくりとする。

振り返ると、さっきまで確かに誰もいなかったのに、後ろに人が立っていた。

遠目から見たら子どもと間違えられそうな、小さなお婆さんだった。

「新しい道路が出来てからは車の通りも少なくてねぇ。」

地蔵の前に水の入ったコップを置きながら、お婆さんは言った。

「新しい道路が出来る前には車の通りも多かったんですか。」

「はぁ。」

お婆さんは人のよさそうな顔でにこりと笑った。

さっき見た時は80歳くらいかと思ったが、こうして笑っているところを見るとまだそれよりは若く見える。

皺は深く、落ち窪んだ目が印象的だ。

「やっぱり秋ですなぁ…秋には供養祭がありますでな。」

曖昧に頷き、辺りを見回す。

いち面、緑の山に囲まれた峠道…秋に紅葉狩りをするには山が深すぎるし、風情を楽しめるような所ではない。

曲がりくねった道の先も景色は変わらないだろう。

「あんた様はどこから来なすったね。」

「東京です。」

「ははぁ~」

お婆さんは大袈裟な声をあげた。

「それはそれは遠ぐから。」

お婆さんの東北訛りのイントネーションが分かりにくいので一言ずつ頷き、出来るだけゆっくり話すようにする。

「東京で雑誌の記者をやってるんですよ。」

そう言ってお婆さんに名刺を渡す。

【奇憚社:編集部 加藤茂夫】と書かれた名刺を見てお婆さんはまたもや大袈裟な声で「ははぁ~」と唸るような声を上げた。

「ここには、ちょくちょく来られるんですか。」

「なぁに6年前に亭主に先立たれだもんで寂しさをまぎらわすためです、ほれ地蔵様のお参りを兼ねで歩くもんですから健康の為にもなりますで。」

お婆さんはそう言って大きな声で笑った。

驚くほど明るい笑顔にこちらまでほころんでしまう。

どうやら話好きなお婆さんらしい…今回の目的を取材するにはうってつけの人物だ。

「昔は、町の病院で看護婦をしてましてな、言ってはなんですが随分いい加減な病院で、あたしがいないと薬もなぐなるような所でした。30年勤め上げてそれからいざ、のんびりした老後を送ろうって時に亭主に死なれてからずっとこの地蔵さまをお参りに峠を歩いてきております。」

「そうですかあ。いろいろあったんですね。」

「はい、いろいろありました。」

そう言って、お婆さんはゆっくり頷いた。

いつの間にか俺とお婆さんは向かい合い世間話にのめり込んでいた。

そして俺はこの人のよさそうなお婆さんに取材を申し込んでいた…。

――――――――――――――――――

お婆さんには雑誌の編集部員なんて言ってもちゃんと理解してるかどうか怪しいものだが、今月に入って急に奇憚社が発行している月刊誌【奇談】の増刊号の発刊が決まった。

その増刊号で東北の怪奇スポットの特集を組むことになり、編集部はてんやわんやの状態だった。

普段はディスクワークが主体の俺も取材してくれるライター不足の為にこうして田舎にまで足を運んでいるのだ。

この折渡峠のことは心霊サイトをネットで見たのが取材するきっかけだった。

ネットには死の峠などと呼ばれ様々な憶測がデマかせのように書かれていた。

今でこそ国道7号線があり新しく高速道路も出来たので、折渡峠の交通量はほぼ皆無に等しいが、ヘアピンカーブの続く道に、走り屋連中やら胆試し目的の若者が時折やってくるらしい。

そんな中で近年2件、この峠で死亡事故が発生している。

運転手たちは峠道から崖の下に転落して死んでいた…死者は2名。

何でもない道で毎月のように事故が起きるなら、充分にネタになる。

だが、おそらくたいして補修もされていないだろう悪路で、年に1件の事故があったところで怪奇スポットになるだろうか…。

しかしこの峠にはそれに充分値するだけのネタはあった。

峠の中腹に位置する千体の地蔵。

何となくだが、奇談の読者の好みは得ている気がする。

ネタに使うにしても工夫はする必要があるだろう。

事故で無惨に死んでいった峠の怨霊か、落武者の幽霊かそういったものをだせばいささか格好はつくだろうと思っていた。

俺は早速、資料を作り稟議書を編集長に申請した。

そして編集長に取材の件を話すとあっさりと許可がおりた。

編集長と取材の打ち合わせをしていると資料を読みながら囁くように編集長は言った。

「これは俺の直感なんだが…こいつはホンモノだって気がするんだ。」

「ホンモノですか…。」

深刻そうな声を作る。

だが、内心では編集長の悪い癖が出たなと思っていた。

「そうだ。折渡峠には、何かある。何かがいると言っていいかもしれん。気をつけてかからんと危ないぞ。」

編集長は、ときどきこういう【信じてる】ようなことを言う。

俺はそのたびに、どうしてこの人が編集長なんだろうと思ってしまう。

上司を悪く言いたくはないが、この編集長は馬鹿だとしか思えない。

幽霊について書いたり、煽ったりするのが俺たちの仕事で信じてびびるのはお門違いではない

か。

この時俺は、折渡峠のネットでの噂を取材し増刊号に載せることを決めた。

他にネタはなく、編集長の迷信めいた言い草を笑い飛ばしてしまいたかった。

――――――――――――――――――

「それで、なんでしたかね。」と俺の向かいに腰を下ろしたお婆さんが言った。

「ああ、すみませんね…この峠のことについて取材しているんですがね、折渡峠は事故が多いそうですね。」

つい、ぶっきらぼうに訊いてしまった。

少しは戸惑うかと思ったら、お婆さんは待ってましたとばかりに身を乗り出した。

「んだんだ。ほんとにねぇ、わげぇ人ばっかり、気の毒なもんだねぇ。あんだも運転さ気をつけないと。」

「はぁ。事故で亡くなったのは若い人ばかりだったんですか?」

「そうみたいです。ここ何年か、こんな小さい町が新聞に載るときは事故の話ばっかりでよぐ覚えでます。」

事前の調査でその事はわかっていた。

ついでに事故はもう少しこの先に行ったカーブで起きている。

祟りだの、呪いだのを信じてない俺でも、事故現場の写真を見たときはぞっとした。

2件の事故は、同じカーブで起きていた。

写真で見る限りそれほど角度のあるカーブではないが、下は谷底まで真っ逆さまに落ち込んでいる。

車はそこから転落し、2人が無くなっている。

「危険なカーブなんですか?」

お婆さんに一通りの話を聞いたら、実際にそのカーブを見に行く予定だ。

事故が多いのだから、少なからず危ない道だとは思うが、現地の人から詳しく聞いておきたかった。

予想に反してお婆さんの返事は

「それがねぇ…別に危ない道だなんて思わないんだけんどねぇ。」

現地の人としてはそうなのかもしれない。

しかしそれではネタにならない。

このコメントは使えないだろう…しかし一見なんでもない道で事故が多発しているという方が、話としては使えるだろうか…

「どういう道なのか教えてもらえますか。」

「どうと言われてもねぇ…」

お婆さんは少し考えるような素振りをした。

「この先を行くと曲がりくねった道が下り坂になっでます。曲がりくねった下り坂はブレーキを何度も踏むがら、うっかり速度出しすぎてブレーキが間に合わないこともあるんじゃないですかねえ。」

確か資料の写真には、ガードレールを突き破って谷底まで落ちた車が載っていた。

若いドライバーならおおかた速度の出しすぎで、カーブを曲がりきれずに谷底に転落したと、だいたい予想がつく。

「それで、亡くなった方は…」

「覚えでいます。」

お婆さんは俺の目をみて言った。

「相沢さんと言いまして学生さんでした。」

――――――――――――――――――

相沢慎吾

城岩町出身。事故当時、21歳の大学生。

資料には2年前の10月7日、本郷市にある県立大学本郷キャンパスから折渡峠を通り城岩町へ向かう途中、例のカーブで転落。

たまたま通りかかった現地の人が落下している車を発見。

通報により、相沢は救急車で病院に運ばれたが死亡が確認された。

――――――――――――――――――

「明るくて、いい子でした。」

「知り合いなんですか?」

「ええ、同じ城岩町出身ですから何度か挨拶してくれたのを覚えでいます。」

このお婆さんに取材をしたのは当たりだった。

死者の生前の話が聞ければ、特集の目玉にもなる。

「それで、どんな人だったんですか?」

「はあ。先程も申しました通りで明るくて活発ないい子でした…大学生になってがらはよぐこの道を通って学校さ通ってだようです。」

お婆さんはもどかしくなるほどゆっくりと話す。

「よく車を止めでこの休憩場で一息ついでだのを覚えでいます…あたしもここさは通ってるもんだがら世間話なんかもしたぐらいにして。」

そう言ってお婆さんはほんのりと笑った。

「お婆さん毎日、千体地蔵にお参りしてすごいね…僕も単位もらえるよう千体地蔵にお参りしてみようかなってなんて生前はよく口にしてました。 」

学生とお婆さんの会話か…大体そんなもんかもしれないなと加藤は思った。

「それで最後に会った時のことは覚えてますか?」

何となくそう訊くと、お婆さんは神妙に頷き、 こんなことを言った。

「まだ若いのに気の毒な子です…最後に会ったのはちょうどそこの峠の休憩場でした。」

お婆さんは深い皺を顔につくりながら続ける。

「あの時あの子は千体地蔵をお参りしてがら帰るのだと言ってました…ずっとこの山の上まで地蔵の行列は続いてます…一番上まで行ぐど霞隠れと いう洞穴があるんですがそこまで行ってくると 言ってました。」

「その後は何か言ってましたか?」

お婆さんは目を瞑り何かを思い出しているようだ… やがて、目を開くと再びこう切り出した。

「霞隠れの洞穴なんて地元の人でも普段から近づかねえ場所です…だもんだがらやめでおげってあたしは言ったんです…だどもあの子は行きました。」

「霞隠れですか…2件の事故はいったんこの千体地蔵の場所に立ち寄ってから先の下りのカーブ で起きていますね…。」

俺が確認しようとするのにもかかわらずお婆さんは話を続ける。

「あたしは心配であの子が戻ってくるまで、休憩場の自販機で二人分の飲み物を買って待ってました。あの子が戻ってきた後で飲み物を渡して帰り道さ気をつけでなと言ったのが最後です。」

そこまで言うとお婆さんは急に黙りこんでしまった。

その後で、相沢慎吾という学生は事故にあって亡くなっている。 事故の原因は今だに不明だが、相沢は運転が荒かったのかもしれないし、車が故障してブレーキが効かなくなったのかもしれない…しかし記事にするには何故か【不可思議なことに】のほうが 読者を引っ張れるだろう。

「あんたもこの千体地蔵についで調べる気なんだかね?」

唐突にお婆さんが訊いてきたので、俺は小さく溜息をついて言った。

「まぁ…はるばる東京から来てますからね、 記事も書かなくてはいけないし。」

その事を告げるとお婆さんは顔を曇らせ、俺に向かってこう言った。

「悪いこたぁ言わねぇがらやめておきんさい…この峠には何かある…あんだも深入りするとえれぇ目に合うかもしれねえよ。」

お婆さんの言葉はうちの編集長の言葉に重なっ て聞こえた…皆、呪いや祟りを信じている口らしい…どいつもこいつも馬鹿だ。

俺は悪い考えをお婆さんに悟られぬよう話を切りかえた。

「去年の事故のことも知っているんですか?」

お婆さんは、なにをいまさら当たり前のことをと言わんばかりに

「雨の日も風の日も来ておりますから、勿論知ってますとも林田美雪さんという若い女の人 です。」

そう言うとお婆さんは「喉が渇きましたなぁ。 」と言って休憩場の自販機までとぼとぼ歩きだした。

――――――――――――――――――

林田美雪

百合本郷市出身、事故当時25歳のOL。

資料には、彼氏と思われる男性とのツーショッ ト写真が載ってる。

林田は事故が起きる数時間前に一緒に写っている写真の男性を殺害しこの現場まで来ていた。

殺害された男性は佐藤敏彦、25歳の会社員。 恋愛の縺れからの犯行だったと当時の新聞に載っている。

すると、殺害してから逃走中にこの先の道で事故に遭い死亡したということになる。

――――――――――――――――――

お婆さんから貰ったペットボトルのお茶に口をつけながら、どう話を切り出すか考えていた。

お婆さんは再び俺と向かい合い美味そうにお茶を飲んでいる。

「林田さんは、百合本郷市の出身だそうですね。」

そう言うと、お婆さんは目を丸くした。

「あれ…よくご存じだごど。」

「いや、一応事前に調べてたもので…」

とっさに取り繕ってしまう。

お婆さんは、あまり関心が無いらしく「そうですか。」とだけ言った。

「林田さんも相沢さん同様顔見知りだったのですか?」

お婆さんは首を振った。

「いんや…会ったのはあの日だげです。まさが、人を殺してるとはねぇ…思い出すと身震いしますだよ。」

田舎だけに滅多に殺人など起こらないらしく、 お婆さんは心底驚いた口調でそう言った。

「あの日、妙にそわそわした女の人がこんな峠道をうろうろしてだもんだがらあたしは声をかけだんです。」

「なるほど。それで…」

俺は思わず身を乗り出して訊いていた。

「そしたら、その女の人…林田さんは、辺りをきょろきょろしながらこの辺は人の通りが多いのかとあたしに聞いてきました。今にして思えば、殺した男の死体を遺棄するにはぴったりな場所ですからね…。」

なるほど…林田は逃走したわけでなく殺害した 佐藤某の死体を遺棄するためこの峠に下見しにきていた…心の動揺が少なからずあったに違いない。

その途中で事故に遭い谷底に落ちたとくれば合点がいく。

しかし、記事にするなら読者が食いつくようなネタにして書けばいいだろう。

後は出来れば死者に共通項がほしい。 それはこの千体地蔵と霞隠れをダシにすればいい。

相沢と林田の二人は事故に遭うまえ、一度車を停め千体地蔵に立ち寄っている。

しかし、相沢や林田の死が峠と関連付けられたとして、最大の問題が残る。

それは、田舎の峠道が奇怪スポットだとしてもパッとせず、読者が親近感を覚えてくれないことだろう。

それでも読者が食いつく道があるとすれば、それはひとつ…。 ホンモノである場合だ。

相沢や林田が死んだ理由が、本当に折渡峠、千体地蔵にある場合、俺が書く増刊号の特集は与太話から崇高な怪談になる。

「ホンモノか…」

そう声にだすと不意に背筋に寒いものが走った。

編集長も目の前にいるこのお婆さんもこの峠には何かあると言っていた…何かがいる。

よほど気をつけないと危ないと、俺の中の危険信号が点灯していた。

いつの間にか時刻は夕暮れ時になり、夏だというのに、空はうっすらと暗くなっている。

再びお婆さんと目が合う。

「あんたさんは、この峠を記事にすると言ってましたな…。」

皺だらけの顔が夕闇に染まり不気味な彫刻に見えた。

「はい…小さな出版社の雑誌ですが、その雑誌の特集記事にと。」

お婆さんの持っていたお茶のペットボトルがことりと置かれる。

「どうなされるにしても、最後にあたしの話をもうひとつ聞いてくだされや。」

そう言ってお婆さんはゆっくり話をはじめた。

「6年前にこの峠でもう一人死んだ者がおります。」

予想してない話だった…事前に集めた資料にはそんな情報はなかったし、何より事故や事件などの新聞記事すらない。

「河辺浩三と言いましてな…あたしの主人ですよ…」

ペットボトルを再び持ち直しお婆さんは答える。

「っつ…」

俺が口を挟もうとするのをお婆さんは手で遮り、咎めるような目で俺を見た。

「昔の話です…何も言わず年寄りの与太話だと思って聞いてくだされ。」

「…わかりました。」

お婆さんはしばらく沈黙し、やがてぽつりぽつりと話し始めた。

「先に話しましたが、あたしはこの先の城岩町で生まれ、町の病院に勤めました…いい加減な病院であたしがほとんど薬の管理なんかをしてましたから…。」

「そう言ってましたね…。」

「えぇ…やがて亡くなった主人と知り合い結婚することになり、しばらぐすると子どもも授かり、そりゃ嬉しかったもんです。」

お婆さんに相槌を打ち、貰ったペットボトルのお茶に口をつける。

夕闇のせいかお婆さんの声は妙に眠気を誘う。

「でも、幸せは長いこと続きませんでした…あたしの主人は何かあるごとにあたしを殴り、それが段々酷くなって身籠った子は流れまし た…。」

俺の顔が不安に満ちていたのか、お婆さんは微笑んで言った。

「知ってましたかねぇ?…この千体地蔵は水子の霊を供養するための地蔵なんですよ…話がそれましたなぁ…その日から、あたしは河辺浩三を怨み6年前のあの日やっと主人である河辺浩三をこの世から葬りました。」

そう言ってお婆さんは深く息を吐く。

「河辺浩三は…」

俺はつい声に出してしまう。 眠気が一気に身体中を覆っている。

「この千体地蔵の先をずっと行った山の上…霞隠れの洞穴に主人は埋まっています。」

お婆さんの声がひどく遠くから聞こえてくる。

「学生さんの時は探検のつもりで行った霞隠れに興味をもたれでしまって…あの子は気の毒でした。」

目の前の視界が暗い、頭がぼんやりする。

「林田さんという女性の時は奇妙な巡り合わせを感じましたねぇ…あの人は気が動転していで、あたしに人を殺したこと、その死体を霞隠れの洞穴に埋めようとして下見にきたことも全 てあたしに話ました。」

お婆さんが顔を近づけてくる。

「それで、今度はあんたです。この場所を記事にされだらと思うだげで…」

やめろ!!

俺が何をした!!

そう叫ぼうとするが、声がでない… 体に力が入らない。

「さっき飲んだお茶に入れた薬が効いでいるみたいだねぇ…世間様にこの場所が知られては困るんです。あんたには気の毒だけどもねぇ。」

閉じた瞼の裏に、編集長の顔が浮かぶ。

だから言っただろ…よほど気をつけないと危ないぞと。

お婆さんが俺の身体を引きずり俺の車に乗せる…運転席にお婆さんが乗り込みエンジンをかける。

「まだ聞こえるかい?それとももう聞こえないかしらねぇ…。」

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すみません。
本来ならば既存のアカウントを使うのですが匿名でコメントさせて頂きます。
作者様が作品の舞台にしている折○峠は私の地元で本来なら水子の供養をするために訪れる方々が殆どです。
私もその一人で毎年供養に行っております。

作品様の作品にクレームをつける気はありませんが、地名等を実名での掲載、脚色した事実無根の内容に悲しい気持ちになりました。
某掲示板でも心霊スポットと煽られお地蔵様に悪戯をされたり、荒らされたりと水子供養に苦しむ者にとって風評被害を受けております。

もし作者様に良心があれば作品による風評被害を防ぐために改編や消去等の措置をお願い申し上げます。

大変恐縮なお願いではありますが何卒地元の水子様が安らぐ場としてそっとしておきたいのです。

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はじめまして。
光道進です。リアル感があって
ノンフィクションを思わせました。
私もこういった感じで書いて見たいなーと
思いました。
これからが、楽しみですね。

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まりかさん

コメントありがとうございます♪
面白かったと言って頂けて嬉しいです( ;∀;)

あんみつ姫さん

コメントありがとうございますv(・∀・)
この話の舞台は実際に僕も行ったことがありして、昼はほんとに空気がおいしい気持ちいい峠ですが、夜はきっと不気味で怖いんだろうな~と思います(*´∇`*)

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