短編2
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はしゃぐ子供

兄から聞いた話

一人暮らしをしていた姉が久し振りに帰ってきたのだがベッドが足りず、兄は居間で寝ることになった

季節は冬だったが炬燵もあるし、掛布団もあるので寒くはなかったらしい

その兄が体験した怖い話

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夜中、兄が寝ていると子供の足音がした

兄は俺がはしゃいでいるんだろうと思い、夜中に騒ぐなと怒ってやろうと思ったらしい

しかし目を開けた時にすぐに違和感を覚えた

常夜灯をつけていたのでその子供が窓ガラスに映っていた

その子供はあきらかに俺より小さかったらしい

大体小学2年ぐらいの身長だったようだ

兄は驚いたが、すぐに落ち着いてその子供を窓ガラス越しに観察していた

ぴょんぴょんと跳ね回っていたと思いきやすぐにピタッと止まる、また跳ね回る・・・の繰り返しだったらしい

ただそれだけで害は無いと判断した兄はまた目を閉じて寝ようとした

しばらくした後、また足音が聞こえてきた

兄は、またあの子供が暴れているなと思い目を開けた

その時兄は死を覚悟したらしい

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あの子供が目の前に立っていた

しかも、よく見るとその子供は両足の親指が無かったらしい

ちょうど親指がスッパリ切り落とされていたような感じで

すぐに目を閉じて見なかったことにしようとしたが、なぜか気になってしまい目を開けてしまった

目を開けると子供と目が合った

その子供はニタァっと笑い何かを喋っていたようだが、兄は恐怖で何を喋っていたのか分からなかったらしい

その日兄は人生で初めて気絶したらしい

次の日自分にその子供の話をしてきたが、その時間はもう寝ているし兄が寝ぼけていたんだろうと相手にしなかった

しかし、この事を姉に話すと、昔に姉も見たことがあるという

内容は兄とほとんど同じで、唯一違うのは親指ではなく小指が無くなっていたということ

兄弟の中で唯一その子供を見ていないのが自分だけらしい

この話を聞いてから自分は居間では絶対に寝ないようにしている

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