中編4
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ピックUP

新しいピックアップトラックを購入して親戚の家に荷物を届ける途中

道に迷い誰かに聞こうとスピードを落として、走行していた。

中々道を歩く人が見つからず、とうとう山道に差し掛かった。

すると、山道の左脇にうずくまる老人を見つけた。5mほど車をオーバーさせて

止まると、車を降り駆け寄った。

「どうかしたのですか?」と声を掛けると苦しそうに、

「発作を起こした物で少し休んでました。」と言うとまたうずくまりました。

顔は真っ青で、血の気は引いている。このままほって置けば死ぬのでは

と思うと見て見ぬ降りが出来なくて、

私は思わず「病院に連れてゆきますからトラックの助手席に乗ってください」

と肩に手を掛けると

老人は「もう動けないのです助手席よりは荷台で横にしてください」と言う

私はトラックの荷台の戸を開けて、そっと老人を寝かせた。

何も無いので、私の着ていたジャンバーを枕代わりにした。寝かせると

老人は「ありがとう。これで、少しは楽になる。」と言うと目を閉じた。

この辺の地理がわからない私は、今来た道を引き返し病院を探した。

国道に出てすぐ右手に総合病院らしき建物が見えたので

急いで病院の正面玄関に車を着けると受付に駆け込んだ。

受付が私と一緒に荷台に近づくと、老人は苦しそうにうなっていた。

私は「乗り心地が悪くてよく生きていた」と思うと

受付が看護師と男の職員二人を呼び老人をたんかに寝かせて運んでいった。

私は待合室で座って待った。

30分すると医師が来て、「ご親戚の方ですか?」と訪ねられた。

医師は時計を見て「午後7時20分お亡くなりになりました。」と告げられた。

私は一瞬棒立ちになったが気を取り直し

「道端で苦しんでうずくまっいてるところを助けただけです。」と説明すると

医師は「それではあの老人の身寄りの方ではないのですね。」と言うと

「何か、身分を明かすものは所持していませんでしたか?」とたずねられた。

私は寝かしていたトラックの荷台を見に戻ると財布らしき物が在った。

それを医師に渡すと、私は帰宅についた。

老人の死亡記事は翌日の新聞に載っていたが、少し見て迷惑だったことを

思うと、別に気を使うことなく新聞を伏せた。

そして一ヶ月。

仕事に追われ、忙しくあの死んだ老人のことなど忘れていた。

私は急ぎの用事が出来て、また自分のトラックで出かけた。

今度は少し遠くで100kmほど離れた会社に向かわなくてはいけない為

100kmまでスピードを上げて運転した。10分、、、20分そのうちに

おかしなことが起こった。私の車の後続車がパッシングをし始めたり

速度を上げて,何台も抜かしてゆく。中にはクラクションを鳴らして

私をけんせいして行くものまで出てきた。

バックミラーやルームミラーを見るが、何も写らず外の景色が見えるだけだった。

「おかしい、100kmも出していて、決して遅くないはずだ。」

「何も載せてないのにパッシングやクラクションを鳴らして抜かしてゆく後続車」

私はふと、私の脇を抜かして行く、後続車の助手席の女性に目が行った時

女性は、後ろの荷台を指差して、恐ろしい顔で通り過ぎていった。

しかし、車のバックミラーやルームミラーにも何も写っていない。

私は高速の安全地帯に入り、車を止め確かめた。異常は無かった。

首をかしげて、また私は運転を始めた。

そして、県境のトンネルの前に来たとき、グーンと重い物が載ったように

後輪が下に下がるのを感じた。

私はただ事ではないと思いルームミラーを見て驚いた。

なんと、大勢の人の頭や体が写っていた。驚き私は車を路肩に寄せ

停止した。恐る恐る後ろを見ながらドアを開けて落ちた。

しかし、荷台には誰もいなかった。何回も後ろを振り向いて確かめながら

運転席に乗り込んだ時、後ろに目をやると此間乗せて運んだ

であろう老人が座って頭を下げてお礼を言ってる姿が見えた。

私は恐ろしくなり、運転が出来なくなった。

しばらくすると、高速パトカーが私の後ろに止まった。

そのころには老人は消えていた。

警官が一人降りてきた。「どうかしましたか?。こんな所に車を止めては

いけませんねー」と言うと免許書の提示を求められた。

警官は「ここは駐停車禁止区域です。危ないから早く移動しなさい」と言うと

パトカーは私の車を抜かして走り去って行った。

私はもう一度後ろに誰もいないことを確かめると車に乗り運転し始めた。

しかし後ろが気になり運転する最中も時々ルームミラーを確認した。

トンネルの中を走っているとき初めて、私にも後ろに誰かが乗る衝撃を感じた。

その衝撃は、前輪が浮き上がるような衝撃だった。

驚きルームミラーで後ろを見ると、今まで見えなかった大勢の人が

乗っている黒い影が写った。頭だけでも30人以上は乗ってい居る。

恐ろしさと不思議さが交差して,すぐに止める気になれず

速度を落としながらトンネルを通過した

トンネルを抜けると何時乗ったか、

あの死んだおじいさんが助手席にまた座っていた。

私に向かい話しかけてきた。

「どうも此間はありがとう。病院まで届けてくれて

今日は私が冥土に行くのに友達も一緒にあんたの車で送って欲しいと言うことで

後ろになんあに乗り込んでしまった。」と言うと

また消えていった。それと同時に後ろの客たちも、少しづつ消えていった。

高速を降りるころには、すべての人が居なくなっていた。

私は安堵感と何か悲しさを覚え空に向かい回向していた。

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ロビンさん
もうそろそろ、ネタ切れかな?
でも、私の作品のファンが入るので
書きつづけます。
気に食わない人もいますが、好みがあるので仕方ないと思います。
新しいのから載せてますが、ストックはあと
60作ほどあります。
ロビンさんの作品待ってます。

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やあ進兄さんお久しぶりです。兄さんはネタが無限ですね!ロビンM太郎.comです。

兄さんは一体幾つのネタをお持ちなんですか?ヒー ヒー

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怖いをつけてくださった皆さん
本当にありがとう御座います。
一人ひとり、挨拶したいのですが、
今のところ新しい投稿や本来の仕事が忙しく
御挨拶できません、
ほんとうにありがとうございます。
コメントに関しましては時間がたちましてからでも
御返答いたします。

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珍味さんコメントありがとうございます。
なんか、このサイトに投稿していると、
みんなオーバーな表現をしたりしてますので
周りから比べると怖さが半減してしまうのではないかと
心配してしまいます。

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清水白桃さん
コメントありがとうございます。
踏んだり蹴ったりはこのことです。
ま、仕方無いですね。
私もあの世に行ったらかんげいして貰います。

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のりたま子様
十分怖いですか?ありがとう御座います。
そういってもらえると自信がつきます。

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光道 進様
充分怖いです((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
思わずゾクリとしてしまいました…

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あんみつ姫様
今日はお休みですか?
私は仕事です。
仕事の合間に書いたもです。
タイはPM4時30分です。日本は6時30分かな?
2時間誤差があるので、今は食事時ですか?
早々の怖いありがとうございまさす。

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