短編2
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速度上昇ババア

めっちゃ怖い体験したんだよ!!新年早々あれはよしてくれよ....今さっきの話なんだけどね、友達の家から帰るとき、グリーンロードって言う道があるんだ。そこ、昼は歩く人が多くて邪魔で邪魔で仕方が無いんだけど、夜、それも深夜になると人がほとんどいなくなるんだよね。

で、なんせ人がいないもんだから結構怖いんだ、多分普通の人は毎回通ってたら普通に慣れて、昼も夜も関係なく通れるんだろうけど、いかんせん僕、ものすごい怖がりなんだ。

だから人がいないってだけで怖く感じるの。

それでね心の中では「怖いけど早く帰れば問題なし!」って思って走るんだよね。ちなみに自転車で。そしたらさ、前方に人がいるんだよね、ジョギングしてる人が。多分オバハン。で、帽子して、パーカーの帽子頭に被せて。

で、その人見ながら何故か変な遊び?みたいな事考えたんだ。

そこの道路って当たり前なんだけど、車道みたいに左走行で走らなきゃなんなくて、目の前に人がいると何だか走りづらいから、変なルールを決めて、それでそれを破ると起きること。

①左側の道は走ってはいけない。

②後ろを見ちゃいけない。

③しかも真ん中の白線だけしか走っちゃダメ。

そんなルール。それを破ると、後ろに走ってる人、オバハンが段々速度上げて近づいてきて、最後追いつかれたら突進される。

小学校とかでやった。帰り道つまらないから、自分の中で勝手にルール作って遊びながら帰るみたいな。

で、途中まではルールを守って普通に帰れてたんだ、でも段々寒くなってって早く帰りたいから左側に入ったんだよね。その時に頭を過ぎったのが、さっきのルール。「破っても大丈夫!だって発案者俺だもの!!」って後ろ笑顔で振り向いたら、さっきのオバハン、遠くに見えてたのが段々近くに見えてきたんだよね。で、「ヤバイなこれ。」って思った瞬間、自転車猛ダッシュ!オバハン猛ダッシュ!みたいな、奇妙な風景がそこにあるんだよね。で、俺は「ひゃっこい!おぇなんでっっ!?」みたいな、もう良くわかんなくって自分でも何言ってるのか、わからなかった。それで「ふぁぁっ!ごめんなさいぃぃっ!!」って謝ってるんだよね。

その間も、オバハン無言で猛ダッシュ。

もう死ぬかと思った時やっと家の前に着いて「ようやく曲がれる!勝った!!」とか思いながら曲がろうとしたら不意に目の前に走って現れたオバハンが「ふぉあっはぁぁっ!!ひょうぇーーーっ!!」みたいな、なんか技出しそうな勢いで奇声発するから僕そこで転倒。そのまま走り去るオバハン。

不意に悲しくなる転んだ僕。

それでそこからすぐに起き上がって、家にダッシュで帰って、もうあんなこと考えないって肝に銘じながら、頭にイソジン塗る僕。

みんなはそんな事を考えたことないですか?

今度そういう事考える時、気おつけて下さいね。

それでは。

Concrete
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考えていることが現実に…
自分が望んでいることならいいんですけど、ふと思ってしまった怖いことだったりしたら、すごくイヤですね~

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