中編4
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死神と俺の日常 26

夢の沖縄旅行!!

よっしゃー!念願の沖縄旅行!

貯めに貯めた500円玉貯金!!

なんと総額300万円を超えていた!

頑張ったよな、俺(=゚ω゚)

死神、俺、弟の三人で空港にいる。

俺は今まで通りメダカ専門雑誌を読みながら、弟は爬虫類専門雑誌を読みながら空港の椅子に座って待機していると…

死神が姿を消して空港の中を飛び回っていた。

「あ!あそこには金魚印の提灯が!、あ!あそこには金魚のお面!」

(゚Д゚)「死神のやつ、空港で金魚グッズばっかり見てるな…」

(´・Д・)「いいんじゃない?久しぶりに死神さんの、あんな姿を見れて面白いし」

「あれ?あの犬は?」

「ん?狛犬?狛犬なら空飛ぶのはごめんだ!って行って留守番してる」

「そうか(爆笑)お!そろそろ搭乗できるな!」

俺は頭の中で死神に話しかける

|( ̄3 ̄)|「隣にいますよ。ふふっ。」

死神の頭に目をやると

金魚の形をした帽子を被っていた

「なにそれ、金魚の帽子?」

「いいでしょ!値段の割にしっかりしてますよ!」

俺は死神の頭から金魚の帽子を取ってジロジロ見る

「いくらしたの?」

( ^ω^ )「1万3600円!」

(´・Д・)」「お〜なかなかするな笑笑」

( ^ω^ )「面白いし、可愛いですね」

( ^ω^ )「でしょ!」

死神の服装に合わない帽子だが

本人が喜んでるならいいか。

(´・Д・)」「おい、そろそろ飛行機に乗るぞ〜!死神、姿を消して付いて来いよ」

|( ̄3 ̄)|「え〜せっかく買った金魚帽なのに」

(´・Д・)」「しょうがねーだろ。お前は死神なんだから、姿を消して一人でも旅費を浮かせたいしな」

|( ̄3 ̄)|「わかりました〜」

そして飛行機に乗って席に着く

「これから沖縄か〜楽しみだ!」

死神は金魚帽を被ったまま

頭を左右にゆっくり揺らし飛行機の窓を眺めている

俺はメダカ専門雑誌を読みながら

コーラを飲む…ふと視線を斜め前にやると

おそらくアフロであろう形の髪型が椅子から

ちょこっとはみ出ていた。

「ねぇ…あれって。」

弟は窓の外を指を差す

窓の外にはUFOが普通に飛んでいた

∑(゚Д゚)!「U、UFO!!」

死神は当たり前のようにUFOを見て

「あ、UFOだ。なんか歴史的事件でも起きるんですかね?」

俺は一気に血の気が引いた

「おい…まさかこの飛行機が墜落するなんてこと…ないよな?な!」

死神は鼻をほじりながら

「さぁ〜どうですかね〜( ^ω^ )」

金魚帽を被った死神は頭を左右に揺らす

「なんとかしろって!まだ死にたくねぇ!∑(゚Д゚)」

「でも、兄貴が乗ってるなら墜落しないんじゃない?」

∑(゚Д゚)?「な、なんでそんなことわかんだよ」

弟は爬虫類専門雑誌を読みながら

「だって、他の死神が見当たらないし、兄貴はこれだけ死神さんと一緒にいるのに死んでないんだから」

( ^ω^ )「言われてみればそうだな!なぁ〜んだ」

言った側から飛行機が激しく揺れた

「なァァァ!死ぬ!死ぬって!落ちるって!!」

死神は慌てる俺をよそに鼻歌を歌いながら

「ちょっと揺れただけ…」

ドゴォン!!飛行機が激しく揺れる

∑(゚Д゚)「ファーーー!!あ、もう絶対落ちるじゃん!あれ?傾いてね?」

弟はなぜか凄く冷静なまま雑誌を読んでやがる!

∑(゚Д゚)「ほら!傾いてるって!」

その時だった…

「え〜お客様、多少揺れますが安心して下さい。叫ばず、落ち着いてシートベルトをして下さい。まもなく、那覇空港です」

(´・Д・)「え?この揺れで大丈夫なの?っていうか、騒いでるの俺だけ?」

死神は金魚帽を被ったまま

俺を指差しゲラゲラ笑う

何事もなく那覇空港に到着し、空港を出ようとした時だった。

空港のロビーには大勢のカメラマンがカメラを構えていた。

すると、斜め前に居たアフロの男が

ロビーに現れた瞬間にカメラのフラッシュの嵐

空港の外にはUFOが飛んでいる!

「DJ ドンマイさん!今回のLIVEへの意気込みを教えてください!」

俺は悟った。

「まさか…歴史的事件が起こるのか!」

DJ ドンマイは金色に輝く歯を見せ

「最高に過激で楽しいLIVEにしてみせ…!」

通りすがりの小さな子供が面白半分でDJ ドンマイのアフロを掴み

DJ ドンマイのアフロが取れた

「オーノー!見ないでー!」

( ^ω^ )?「え?」

( ^ω^ )?「ナニコレ…これが歴史的事件なの?」

DJ ドンマイはカバンで頭を隠し

子供からアフロを取り返し半泣きしながら「帰る!」と叫んで姿を消した。

死神は金魚帽を被ったまま

「ドンマイ」と呟いた。

くだらない歴史的事件に遭遇し、なぜか疲れた俺たちは空港を後にした。

めでたし…めでたし…続く。

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