短編2
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エレベーター

ある日暇だから、友達にLINEで「お前遊べる?」みたいなことを送って、「遊べるよ、来い!」なんてやり取りして友達の家に自転車で向かったんだよね。その友達の家は団地で10階まである。そこの、9階に住んでて、エレベーター使わないで、階段で上がるとなかなか疲れる(当たり前か)。

そんで、エレベーターに乗ったんだけど、そのエレベーター、進むのが遅いんだよね。

だから、なんかしようと思って考えたところで、とある遊びを考えた。

簡単な遊びなんだけど、エレベーターの1階から目をつぶって9階に来た!と思ったら目を開ける。

それを実行したんだ。「よし!絶対、途中で目を開けずに成功さしてみるぜ!!」って意気込みで。

それでね、目をつぶってエレベーター動き出したんだよね。何回も来てるから大体の速さは検討つくんだ。

1..2..3..4..5..6..7..8....ってきて「よしここだ!」って目を開けたらそこは10階を指してる。

思っていたよりも早かったエレベーターの中で「くっそ!なんでだ!!」って小さい声でね。

多分周りから見たら痛い人認定されるな、なんて思って9階に引き返そうと思って、目の前みたら、10階の景色が広がってるんだけど、およそ風景が日本じゃない。

なんかこう、空はうす緑だし。奥の方に太陽みたいなのあるけど、なんか黒いし、よく見ると目が付いててパチパチしてる。

周りの景色は、よく分かんないけどジャックと豆の木で、出てくるような豆の木?見たいのが天高く生えてるし。

通常より2倍ほどでかい猫とか歩いてるし。

もう良くわからん風景が広がってる。

「え?なにこれ?俺友達のうちに来て目つぶってる間に、変なところに来ちゃったの?」なんてただただ唖然としてた。

そしたらいきなり目の前の地面が、「ボコッ」って盛り上がって来て土からなんか人の顔が出てきた。

その顔が「お前さんは、まだこちらの世界に来てはダメだ。ほれお前さんにこれやるから、早ぅ帰れ。」

とか、なんか言ってる土から生えた人?からもの渡されて、勝手にエレベーターが動いて9階に戻された。

その貰ったものは、箱に入ってるんだけど、

なか見たら養命酒が入ってた。

Concrete
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