短編2
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帰るまでの緊張感

僕が小学生の頃の話。

その日は居残り勉強があったんだ、確か数学の。

僕は数学とか関係なく勉強が頭に入ってこなかったから、しょっちゅう居残りで、渡されたプリントを問いてた。

授業は頭に入らないのに、プリントはスラスラ解ける。

なんてことは無かったので、その時残ってた5~6人くらいの人たちは帰っていくのに、僕は最後までプリントの問題が解けず、時間が来たので、教室の机の整理を手伝った。

机を綺麗に並べると先生が、「今日はもう遅いから後は先生がやっとく。」っていってくれて、喜びながら階段を下がって行くんだ。

それで下駄箱で、靴を履き替えて校庭に出た。

僕の教室は校庭の中間位のところから中が見えるようになる。

最後に先生に挨拶しようとして、校庭の真ん中に行くか行かないかぐらいの所で、ひたすら手を振ったんだ、たしかそれで30秒位手を振り続けてやっと気づいてもらえた。

その気づいてもらえたのがすごく嬉しくて、何回か振り返って先生に向かって手を振り続けたんだよね。

「もうそろそろいいかな?」って所で校庭の端にある校門に目を向ける、その時視界の端で異様に大きい黒い塊?みたいのが見えて

「?」

って振り返ったら、ちょうど僕の教室の上、

屋上になんか立ってる。

多分子供が驚いたら、これでもかつまてくらい、口と目を開けて顔が壊れるくらいの顔になってたと思う。

それみて今度は、校門の方に向かって何も考えず、一気に⊂('ω'⊂ )))Σ≡GO!!

それから、家に帰るまで後ろ振り返らず帰った。

後ろに何かいたら困るからね。

これで話はおしまい。

今も思ってるけど、あの時しっかりその、「黒い物体」見とけばよかったなって思う。

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