短編1
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怖い虫

その日も、いつも通り家に着いたのは午後8時頃。

安アパートの、動かす度にギィギィ鳴るドアを開けたら、ガリガリに痩ていて、髪の抜けた、裸の青白い、目玉のない男の子が虫かなんかみたいに壁に張りついててさ。

「カカカカカカ」

って笑いながらそれこそゴキブリみたいに部屋中這いずり回るんだよ。

そのまま失神して、気がつくと玄関の床につっ伏すようにしてた。

当然引っ越したよ。

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