中編2
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二章 覗く女

私は、昨日来た神社にいた

どうしてここにいるのかも覚えていない

確か……先輩にお坊さんの所につれて行かれたような……。

その後先輩が用があるからっていなくなって…

一人でお寺に向かった……はずだよね?

「なんで思い出せないんだろ…

とりあえずここから出なきゃ。」

倒れていた私は立ち上がろうとした時、腕と足に痛みが走りまた座り込んだ

「痛っ……なにこれ…」

腕と足首の至るところに何かに掴まれたかのか手形があった

どうして手形が、先輩の…じゃないよね。

心霊系が大好きでネットではオカルト掲示板とかを見てる私はこんな状況わくわくしないわけがない。

しかし、自分の中では好奇心だとかなにか起こることに期待するどころか全く違う感情に支配されていた

怯え。

恐怖。

私は何かに怯えていた。

確かに普通の人ならまずこの状況は恐怖しかない

しかもその場所が昨日きて何かに追いかけられた所とあれば尚更だ。

けどいつもの自分だったら、そんなことがあっても心のどこかでなんか起きないかなーとか期待してしまうが

今は何も起きてほしくない。

一人でいるのが怖い

先輩どこに行ったの…

手足の痛みをこらえながら立ち上がり、

辺りを見渡した

確かに鳥居に囲まれてるなぁ~…

あれ…?鳥居が1つ足りない。

自分が今立っているところにちょうど

鳥居があるはずなのに。

先輩の言ってたことは間違ってたのかな…

「あっ、そうだっ!写真撮ってあとで見せてあげよ。」

ポケットに入っていた携帯を取りだし、カメラを起動する

ピッ

うん、上手く撮れ………あ、これ動画だった。

………誰にでもある間違いだよね?うんうん

カメラモードに切り替え今度こそ写真を撮る

カシャッ

これはあとで先輩に見せて…

なんだろう、この違和感

写真には確かに3つの鳥居と真ん中の鳥居、1つ足りない鳥居の場所を写していておかしいところは何もないはずなのに

あ、さっきの動画。

フォルダを開き動画を再生

「あ"あぁぁああ"ああぁ」「きゃはははっ」

「う"おぉ"おぉ」

その動画を見て写真の違和感と忘れていたことを思い出した。

さっきの恐怖感と怯えの正体も

私は気を失った

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誰かに起こされた

先輩だ。

「先輩!!来てくれたん………」

「柊!大丈夫か!!!」

正直言って大丈夫ではなかった

先輩の後ろからこちらを覗いているアレがいたからだ

「アト、に」

アレはそう言った

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初めまして。犬丸と申します

続き、楽しみにしてます

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ドキドキワクワクゾクゾク!

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