短編2
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夢の中のトンネル

長くて分かりにくいかも知れませんが最後まで読んで貰えたら幸いです。

ここのところ毎日同じ夢を見る、夢の中で私はトンネルの前に立っている。

そのトンネルは特別長い訳ではなく30~40mくらいでトンネルの向こうに光が見えている、その光は普通とは少し違っていて緑色だ、だが嫌な緑ではなく深緑のような色で心が落ち着くような感じがした。

私はその光に向かってトンネルに入り歩き出す。

トンネルの中は独特な寒さもなく心地良い。灯りは点いてないが暗くなく歩くには充分だ。

トンネルを歩いていると壁に色々な映像が流れている、その映像の全てに私が映っている。

「走馬灯ってこんな感じなのかな?」と思いながら楽しくトンネルを歩き続ける。

トンネルの出口に近づくと必ず歩いて来た道を振り返る、そこでいつも夢から覚める。

だけど昨日は違った、振り返っても目が覚めなかった、そして振り返った先には自分が立っていた。

もう一人の私は中間辺りに立ってさっきの映像を見ている。

もう一人の私はこっちを見て歩いてくる。それが今まで経験したことのない恐怖で動きたくても動けない。

もう一人の私は笑いながら徐々に近づいてきて私のすぐ目の前まで来た。

もう一人の私は姿・声・しぐさなどは私そのものだ…だが性格や考え方がまるで違う。

そしてもう一人の私はそのまま横を通りすぎて光に向かっていく。

恐怖がさらに増して徐々に悲しさに変わっていき涙が出てきた、ここで自分はこの世から居なくなるのだと分かった。

その時、不意に後ろから声が聞こえる、もう一人の私だ。

「お前の代わりはイマイチだが感謝するよ」と言い、去っていくのが分かった。

そこで目が覚めた。

目が覚めてしばらくの間は涙が止まらなかった。

オチは無いですが、私が今まで体験したものの中で一番怖かったです。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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