友人の体験談〜公衆電話編〜

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友人の体験談〜公衆電話編〜

今ではあまり見かけなくなった公衆電話。

友人Aが1人で車を走らせて夜のドライブを楽しんでいた時のこと。

ドライブということで、普段は走らない道を走ることにしたらしく

さらに遠出も兼ねてのドライブというコトもあり

車の中は大好きな音楽をかけて歌を歌いながら楽しくドライブをしていたそうです。

途中、山道に入れる道を見つけたらしく

山道を登れば綺麗な夜景でも見えるかもしれないと考えたAは

迷うことなく山道を登り始めたそうです。

登り始めの山道は割と広く、普通車でも通れるくらいの広さがあったらしく

Aは夜景を期待して登り進んでいたそうです。

恋人達の夜景スポットとかだったら自分は1人だからイヤだなぁとか

何もなかったらつまんないなぁとか

Aは考えながら、それでも期待をしながら運転していたそうです。

しかしAは気が付きました。

【道が細くなってる】

でも気付いた時には遅く、車は向きを変えることもできない狭さになっていたらしく

Aは不安になりながら速度を落として進んでいたそうです。

Aが言うには、街灯もなく、ガードレールも途切れ途切れ。

そんな中でAは公衆電話を見つけたそうです。

真っ暗な山道で唯一の光を放つ公衆電話がAに少し安心感を与え

Aは公衆電話の前に車を停めてタバコに火をつけて一服タイムを。

Aはこの時思ったそうです。

【こんな山道に公衆電話って薄気味悪いな】

車の中の音楽のボリュームを下げて、公衆電話を眺めながらタバコを吸っていると

ジリリリリリ!

ジリリリリリ!

突然、公衆電話が鳴りはじめたらしいのです。

Aはびっくりして公衆電話をガン見していると

電話は鳴り止み、またすぐ

ジリリリリリ!

ジリリリリリ!

Aは怖くなり車を発進させようとしました。

逃げるようにアクセルを踏み込むと、車はなぜかバックを始めたらしく

急ブレーキを踏んで車を停車させて、ドライブモード(D)にしてあることを確認して

再度アクセルを踏み込み、車は前進して公衆電話を通り過ぎ

バックミラー、サイドミラーで公衆電話が見えなくなるのを確認して

細い山道を登って行ったそうです。

山道の終わりは行き止まりになっていたらしく

駐車スペースはかなり広く、山からの湧き水もあり

湧き水の隣には小さなお地蔵さんも置いてあり

お供え物もあったらしく、Aは安心して

【お地蔵さんに守られたのかな】

【お地蔵さんにお礼を言わなきゃ】

Aは手を合わせてお地蔵さんに言ったそうです。

【助かりました、ありがとうございます】

Aは帰りの公衆電話が怖かったのもあり、さっさと帰ろうと車に乗り込み

エンジンをかけた瞬間

【落ちればよかったのに】

車の後頭部座席から声が聞こえたそうです。

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