中編3
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連れ去られた場所

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これは僕が昔に体験した実話です。今になってもまだトラウマとして夢に見ることがあります。

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確か僕は一人暮らしで、僕はその日かなり疲れていました。自殺を考えているような時期でもありました。そして寝れない日々が続いていました。僕はその日も眠れないままずっと布団に入って携帯をいじって

いると、僕の口の中に大きな空気の塊?のようなものが入ってきました。

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僕は一瞬呼吸困難に似た状況になり、どうにか息を安定させた後に時計を見ると2時00分丁度でした。僕はとても怖がりというのもあるのですが、とても嫌な予感がしました。寝なくてはいけない。と意識的に思いました。僕はすぐに携帯の電源を切って目を閉じて必死に寝ようとしました。すると驚く程に静かでした。僕の部屋はアパートで一階なのですが外からもどこからも音が一切しなくぼわぁと意識が無くなり、気絶する様に寝てしまいました。

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そして背中に違和感がありふと目を覚ますと真っ白な個室にいました。

背中を触ると多少濡れていてえ?え?とかなり混乱しました。そして意識がなんとなくはっきりしてふとそこにあった。鏡の方を向いて立ってみるとそこはお風呂場でした。

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電気は豆電球程度しかついていなく、更に混乱しました。

僕は浴槽の方を覗こうとすると足に何かがガツン!と当たってガタガタと何かが崩れました。

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するとそこには一枚の遺影の様な写真と一本の花がありました。花と言ってももう枯れていて元がどんな色かを判別することすらできませんでした。その遺影には、僕は今でもはっきり覚えているんですが、そこには僕がいました。

そしてその表情はとても笑顔でした。

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僕は不思議と段々と落ち着いてきて、取り敢えず開けようと思い扉に手をかけると背後からうぅ...という、うめき声が聞こえてきました。その写真は床に落ちていたのですがさっきまで笑っていた写真が歪んでいました。ドキッ!!と心臓が張り裂けるような感覚に陥りました。

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そして正面の鏡をみると背後の扉が開いていてその奥の洗面所のあたりから体が半分千切れた誰かの上半身ががこっちにはって近づいてきているのが見えました。そして僕はそのままフリーズしてしまいそのままその上半身を睨んでいると鏡越しでふとその上半身の顔が見えました。

その顔は僕でした。

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僕はそのまま金縛りのようになり。そして1秒も経たない内に洗面所の扉の奥の廊下からダッダッダッと物凄い大きい足音が聞こえてきて僕はパニックになりそのまま意識が飛んでしまいました。

次起きると僕は布団の中でした。

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あぁ、夢か...僕はとても安堵して、頭がぼーとして視界もぼんやりしたまま体を動かそうとすると全身に寒気が走りました。頭が真っ白になりそのまま布団に倒れると、

...あれ?自分の布団じゃないぞ、そして視界がはっきりしてきてやっとここがどこかわかりました。

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近所で心霊スポットとして、とっても有名な小さい廃病院でした。多分そこは二階の一番奥の布団だったと思います。僕のアパートから徒歩五分くらいの場所です。

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一応僕はまだ生きています身体に何の害もありません。霊障もそれ以降は一度もありません。ですが未だに謎すぎる話でした。そして本当にトラウマで未だに想像するだけで吐き気がします。僕はこれで精神病院にも大分お世話になりした。夢遊病ではありませんでした。

一応これが僕の中で一番不思議で怖かった話です。

時には本当に説明がつかない事も起きるものです。何が起こるかなんて本当にわからないのです。

皆さんも明日には死ぬのかもしれないんですから。

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