あなたの話(自己責任系)

長編8
  • 表示切替
  • 使い方

あなたの話(自己責任系)

※注意※

これを読んであなた様の身に何らかの損害が起こっても、私は一切の責任を負いかねます。

あくまで自己責任でお読みください。

nextpage

ようこそいらっしゃいました。

前ページの注意書きは読まれましたか?

もう一度申し上げますが、あくまで自己責任でお読みください。

ブラウザバックするなら今ですよ?

本当によろしいのですね?

私は注意しましたよ?

では、あなた様のお話を始めましょうか。

sound:1

どうかリラックスしてください。

大丈夫、私はあなたの味方です。

何も痛いことや辛いことはありません。

自己責任という言葉を見て身構えていましたか?

大丈夫ですよ。そんな言葉に惑わされないでください。ブラウザバックした方は放っておきましょう。

あなただけが選ばれた勇気ある人間なのですから。

私は、あなたにあなたが望むものを与えにきたのです。どうか楽しみにしていてください。

ここにいらっしゃったからには至極の恐怖を味わっていただきたいと思います。

本日怖い話を作るのは私ではなく、あなた様です。

nextpage

※訓告※

以降の文章は読む際、暗示にかかりやすい方はご注意ください。

nextpage

ではまず、あなたに罪の重さを感じていただきます。

これによってこれからのお話の重さが決まってきます。

どうか真剣に。

nextpage

では、両腕を伸ばし、左の手の平を下に、右の手の平は上に向けてください。そして、イメージしてください。左手は天使に支えられています。右手にはあなたの罪の一つが乗っています。一つ1キロくらいでしょうか。それが二つ、三つと増えていきます。ここまで読んだらそのまま目を瞑って5秒数えてください。そうしたら左手でタップなりクリックなりして読み進めてください。

終わりましたか?

どうでしょう?右腕が下がっていませんか?それが罪の重さです。

地獄へと引き込まれる気分はいかがだったでしょうか?

nextpage

もう腕を戻していただいて大丈夫ですよ。

もう何をしても無駄なのですから。

では、こちらの世界をより確実なものにしていきましょう。

nextpage

これから読み進めると、カウントダウンが始まります。0まで数えられた時、あなたは完全にこの世界に引き込まれます。それではいきますよ。

5

4

3

2

1

sound:34

0

おめでとうございます。

これであなたは光の届かないところまで落ちました。

お仲間ですね。

私は嬉しいです。

何があっても切れない絆ができました。

あなたが元いた所より、こちらの方が何倍も簡単にお仲間ができるのです。

おやおや?

もう一人あなたとお仲間になりたい方がいるようです。

wallpaper:74

まなこ様です。

まなこ様はあなたのことを知っています。

ずっとずっと前から知っています。

「こんにちは、まなこです」

ほら、あなたも挨拶を返してください。

「会えて嬉しい。ずっと待ってたから」

どうやら気に入られたようですね。

「私はあなたを知っている。優しいところも。本当は独りじゃ寂しいことも。怖いものは怖いけれど、ついつい見てしまうところも。だからここまで来てくれたんでしょ?」

当たっていますか?

それはそれは。

「でも大丈夫?最近疲れてるでしょ?ストレスね?あまり人間関係で上手くいってないんでしょ?」

まなこ様は凄いですね。そんなこともわかってしまうのですから。

「でもね、これからもっと辛いことがあるわ。だから気をつけて」

凄いですね。未来のこともわかるのですね。

あれ?疑っているのですか?

お仲間を疑うのですか?

あなたはそんな方ではありませんよね?

だってここには、私とまなこ様しかあなたの味方はいないのですから。

もしあなたがまなこ様を裏切るというならば、私は迷わずあなたを…

「やめなさい」

…すみません。

「ごめんなさいね、彼に悪気はないの。許してあげて?」

失礼いたしました。

つい熱くなってしまいました。

お詫びいたしますので、私について来てください。

「それがいいわ。あなたにとってもいい経験になるはずよ。行って来なさい」

行きましょう。

「いってらっしゃい」

まなこ様にいってきますを告げてください。

nextpage

wallpaper:1

※勧告※

止めるならここです。

速やかにブラウザバックしてください。

さもなければ大変なことになります。

nextpage

さあ、行きましょう。

あなたを子どもの頃に戻してさしあげます。

若いあの頃に戻りたい、一度はそう考えたことがありますよね?

それではあなたを6歳の児童に戻します。

言う通りに動いてください。

これからまたカウントダウンをします。

私がカウントダウンを開始したら、数字が出る度に首を時計回りに一回回してください。

いきますよ?

10

9…どんどん時間をさかのぼって行きます。

8

7…クルクルと時空が回ります

6

5…時間に逆らうのですから、多少気持ち悪くなるかもしれません

4…どんどん気分が悪くなります。

3

2

1

sound:34

0

wallpaper:204

着きましたよ。

よく耐えましたね。

素晴らしい心がけです。

あなたは本当に勇気ある人間です。

さあ、ここがあなたの母校です。

少し廊下を歩いてみましょうか。

どうですか?懐かしいでしょう?

ほら、職員室、覚えていますか?

中に入るときって緊張しましたよね?苦手なあの先生となるべく目を合わせないようにとか思って、無意識に下向いちゃったり。

そうだ、せっかくですからあの感覚を味わってみましょう。

私が3つ数えると、職員室でのあの緊張感が蘇ってきます。

いきますよ?…3

2

1

sound:34

0

これであなたは当時の緊張感にとらわれました。

おやおや、少し指先が震えていますよ?

仕方ないですね。ここはもうこれくらいにして、廊下の突き当たりまで行ってみましょうか。

nextpage

※警告※

ここで読むのをお止めください。これ以上は本当に危険です。

それでは、次の作品で。

………

……

…まだ読み進めるおつもりですか?

nextpage

一歩踏み出す度、懐かしい香りが漂ってきます。

ほら、いつの間にか上履きを履いていますよ。

サイズぴったりですね。

靴底越に床の感触が伝わってきますね。

sound:36

グチャ

おや?何か踏みましたね?

何でしょう?

ちょっと上履きの裏を見せて貰えますか?

………

sound:15

……

あーあ、踏んじゃいましたね。

これはあなたの記憶の欠片。あなたがここに置いてきていたものです。

破壊された記憶は二度と戻ることはありません。

あなたが小学校に忘れてきた記憶、いったいなんだったのでしょうね。

それにしてもマズいですね。潰された記憶から思ったより大量の血液が出てしまいました。

床に血溜まりができています。

え?何故って?そりゃあ元はあなたの一部だったのですから、血くらい流れていますよ。

ほら、鉄の臭いがじんわりと鼻の中に入ってくるのがわかりますか?

生ぬるい空気と共に血があなたの中に入ってきます。

「ああ…あああ…」

あっ

逃げましょう。

music:6

「ああああああ…ああ…ああああああ」

血の臭いがあれを呼んでしまいました。

え?あれはあれですよ。

わからないんですか?

「あああ…あああ…」

あなたが最も恐怖を感じていたあれです。

いつのことだったか、あなたが何かの作品で見たあの恐ろしい化け物ですよ。

見た日の夜は、夢に出てくるのを恐れてなかなか眠れなかったと聞きます。

でも、あれは今、作り物ではなくあなたの恐怖心によって作られた本物です。

「ああ…あああ…」

すぐそこまで来ています。早く逃げましょう。

「ああ…ああ…ああ…」

もっと急いで!

「あああ…あああ…」

追いつかれてしまいます!

「あああ…あああ…あああ…」

階段使いますよ!

「あ…あ…」

もう少しです!

「あ…」

ふぅ…なんとか奴の視界から外れました。

でも近くにいるはずです。

wallpaper:194

sound:26

ひとまずここに隠れましょう。

「ああ…あ…」

…近くにいるようです。

これではいずれ見つかってしまいます。

仕方ない、私がなんとかして来ます。

あなたは隠れていてください。

大丈夫、すぐ戻ります。

私が戻るまで、絶対に開けてはいけませんよ。

では、いってきます。

sound:26

「ああ…あああ…ああああああああ!」

shake

sound:36

「ああ…あああ…」

shake

sound:36

「あああああああああああああ」

shake

sound:36

music:3

……

………

…………

……………

sound:15

……

………

…………

……………

………………

…………………

sound:14

「大丈夫?」

sound:14

ドンドン

「私よ。まなこよ。ここを開けて」

sound:14

ドンドン

「どうしたの?早く開けて?」

sound:14

ドンドン

「開けなさいよ、ほら!」

sound:14

ドンドン

sound:14

ドンドン

sound:14

ドンドン

「開けろ!開けろ!開けろうぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁあああああぁぁぁぁぁ」

……

………

…………

……………

………………

…………………

……………………

………………………

「モウ少シダッタノニ」

……

………

…………

………………

sound:14

「大丈夫ですか?!私です、開けてください。」

……

………

sound:26

wallpaper:2045

sound:3

music:4

はは、ちょっとやられちゃいました。

心配してくださるのですか?ありがとうございます。

でも大丈夫です。頭を半分持っていかれましたが、私は不死身ですから。

危険な目に合わせてしまって、申し訳ありません。

え?もうあちらの世界に帰りたいと?

でも…

……そうですか、そこまでおっしゃるのなら、無理強いはいたしません。

まなこ様の友達になっていただきたかったのですが…仕方ありませんね。

え?まなこ様?いいえ、この場所にはいらっしゃって、ませんよ?

nextpage

wallpaper:1

あちらでもお元気で。

いつかまた、会える日を楽しみにしています。

それでは、またカウントダウンをいたします。

私が5から0まで数えた時、あなたは元の世界に帰ることができます。

目を閉じて、いつもあなたが怖い話を読み進めるようにお使いのパソコンの画面をクリック、もしくはスマートフォンの画面をタップしてください。回数は0も合わせて6回です。いきますよ?目を閉じて進めてください。

nextpage

5

4…まったく、まただめだったか…

3…もう少しでまなこ様に上質な肉を食べさせてあげられたのに…

2…まあいい、この恨み必ず晴らさせてもらうからな。

1…あちらに戻った時振り向いたら最期、とっさに送り込んだあの化け物が…おっと、そろそろ目を開けるな。

nextpage

0

さようなら。

Concrete 59189e6fb4d79119a63e92183ffb92aeb8f46031afd97d5db060811ce15c35e6
閲覧数コメント怖い
7410
4
  • コメント
  • 作者の作品
  • タグ