中編2
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恐怖の悪戯【一】

それは今から3年前、俺達が体験したことだった。

友人達とのちょっとしたサークル活動を定刻より早く終え

友人の1人で怪しい物好きの光宙(仮名)と

ファミリーレストランで会話をしていた。

music:5

光宙「おいおい、ちょうど時間あるし例の屋敷を探ってみないか?」

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【例の屋敷】とは光宙のアパートの近所にある小さな山の中にある放置された屋敷のことだ。夜中妙な音がするなど近隣住民から妙な噂を立てられていた。

俺「でも俺その屋敷を実際に見たことねえし、やめとく。」

光宙「ん〜、近所の奴らもなんにも知らねえし、なんかとんでもない発見あるかもしれねぇよ!」

俺はそんな発見したくないのだが、ほんとに光宙の好奇心は計り知れない。

光宙「だったら仲間呼ぼうぜ。冠(仮名)とかどうせ暇してんだろうから。」

冠は光宙の幼馴染でちょっと前まで一流企業社員だったがリストラされてしまい、当時は実質ニートだった。

俺「そこまで言うなら付き合ってやるよ。」

俺は光宙の提案を受け入れ早速その屋敷に向かった。

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music:1

見た感じではそこまで古くはない。光宙の話だとアパートに入居した時には既にあったらしく、その時点で15年は経っていたが塗装も放置された割には綺麗で造りも立派であった。

俺「そこまで酷くねえじゃないか光宙」

光宙「いやいやよく見てみろよ。確かに建物は普通かもしれねえけど庭だよ庭!」

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music:3

俺はフェンス越しに庭に目を向けた。そこには身体の一部がない石像のようなものが幾つも転がっていた。そして胴体には謎のマークが入っていた。俺達が離れた所からその異様な光景を見ていると急に肩に手がかかった。

sound:14

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music:6

俺達「うあぁあ」

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music:4

冠「ビビりすぎだよお前ら」

光宙が呼び出していた冠が到着した。ひとまず安心したがかなり心拍数が上がった。

俺「なんだよ冠かよ安心したあ」

光宙「それより探索しようぜ。」

冠「メンバー揃ったしな。」

突然の呼び出しだった割に冠は乗り気だった。まあ、光宙の幼馴染だしな。

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それからまず、もう一度屋敷周辺を見回った。

冠「お、ここ空いてんじゃん。」

高いフェンスと塀で囲まれた屋敷の一箇所にぎりぎり人が通れるぐらいの隙間を見つけた。そこからついに屋敷の土地に入った。

俺「大丈夫かよ?不法侵入で捕まっても知らねえよ。」

光宙「は、1人も出入りのない屋敷に人なんかいねえよ。」

冠「そうそう。第一ここなんて放置されてるだろ。」

俺「まあ、そうだけど…。」

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この時既に、俺達が気付いていない変化が起きていた。

_____つづく。

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