中編3
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カフマンという男 X-6

music:1

どんな物語にも正義と悪が存在する。

正義が悪を倒し、ヒーローと言われる。

だが…現実の世界では悪という存在は

最も厄介な怪物だ。

どれだけ正義が頑張ったところで

その正義の光が届かない闇があるということを、知ることが大事だ。

14時36分…某国際空港地下566階

「世界各地で怪物、魔人の発生件数は過去最高だ」

薄暗い会議室で三人の男が向き合う

「カフマン、これは300年前と同じことが起きつつあるのでは?」

カフマンは紅茶を飲みながら

「残念ながら、その予感は的中している。吸魂鬼を操る魔女マーラが気になることを言っていたと、ヘルシングが報告してきた」

「計画は最終段階にあるという」

カフマンはモニターを眺め呟く

「魂を集めて何を?」

すると、会議室の扉が勢いよく開き

ドッペルが現れた

「カフマン様!ラスベガスの魔法使いのエリスカ様のビルが襲われました!」

カフマンは椅子に座り

「わかった。あの部隊を向かわせろ。私は今回は向かうことは出来ない。」

ドッペルは一礼し一瞬で消える。

「さて、オズワルド君とヘンゼル君には魔人討伐を依頼しよう。」

ヘンゼルは笑いながら

「魔人?魔女じゃなくてか?」

オズワルドはヘンゼルの肩を叩き

「魔女より強力だぞ?覚悟するんだな」

カフマンは紅茶を飲みながら

「その魔人は今、この日本に潜伏している。魔人が潜伏していると思われる場所は人形の森と呼ばれる禁足地だ」

オズワルドはコーヒーを片手に

「人形の森が日本にも?」

カフマンはヘンゼルに紅茶を差し出す「人形の森は魔人が作り出した領域で、世界各地に存在している」

紅茶にミルクを入れ、スプーンで混ぜミルクの渦を眺めるヘンゼル

「人形の森…」

カフマンは椅子に凭れ

「現地には他のメンバーが待機している。厄介な魔人では無いが危険ではないという保証もない」

オズワルドはコーヒーを飲み干しグラスを静かに置く

「現地に行く前に寄りたい場所があるんだが、構わないか?」

カフマンはiPhoneを眺めながら

「構わないよ」

ヘンゼルは立ち上がり

「よし、必要な物をこれにメモしておいた。用意してもらえるか?」

カフマンは笑いながら受け取り、指を鳴らすとテーブルの上に荷物が出現した。

「さて、行くとするか…」

二人は会議室を後にした。

一人残ったカフマンはiPhoneを眺め

「厄介な魔人ではなければ良いんだがな…」

すると、会議室の扉をノックして

ドルマンが入ってきた。

「カフマン様…これを」

カフマンは資料を受け取る

「髑髏星…まさか、あり得ない」

ドルマンは腕を組み

「ジキルハイド症候群の研究を助長したのは髑髏星かもしれません」

カフマンは項垂れながら

「スペクターに髑髏星か…とんでもない事態に発展するかもな…」

ドルマンが思い出すように

「スペクター…種の裏切り者」

カフマンは資料をテーブルに投げ

「マーラの計画も髑髏星に関係するかもしれないな…。この本部もいつまでも安全とは限らない」

ドルマンは資料を集め

「その日の時までに本部の防衛システムを強化しておきます」

カフマンは紅茶を飲みながら

「頼んだ、いつか必ず戦争が起きる」

ドルマンは一礼して部屋を後にした。

すると、カフマンのiPhoneが鳴り響く。

「もしもし…えぇ、私はこれから現地に、ヘルシングと共に向かいます」

カフマンは笑いながら

「それとダンピールは既に人魚の討伐に向かいました…直ぐに解決するでしょう」

To be continued…

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