短編1
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深い眠りの中で私は霧に包まれていた。霧の中で私は女に出会った。見てくれはまるで神社の巫女さんだった。

「あなたは何故ここに来てしまったの」

女は物悲しい表情で私にそう語りかけた。

来るも何もここは私の夢なのだから、言っている事がよくわからない。

「あなたは生きなさい」

そう言うと女は消えた。

目が覚めるとガードレールの下の崖にペシャンコの車と横たわっていた。

身体が痛い。どうやら事故を起こしてしまったようだ。

ふと横を見ると、小さな子猫が1匹。

とても品の良い真っ白な猫だ。猫は血まみれだった。私が車で撥ねてしまったのだ。

傷だらけの猫は言った。

「あなたは生きなさい」

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