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中編4
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「ハァ!ハァ!ハァ!助けてー!!」

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では次のニュースです。

昨日の深夜、○○県○○市の公園で殺人事件がありました。

殺されてたのは近所に住む大学生で

死因は鈍器の様な物で頭部を数回殴られた事による頭蓋骨骨折

警察では通り魔的犯行とみて公園周辺での不審者の目撃情報等を調べていく方針です。

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「昨日のテレビ見た?」

「殺されたの誰だろ?」

「お前の知り合い?」

○○大学では同じ学校の生徒が殺されたとあって終日その話題で持ちきり

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そんな話題にうんざりしてたのがその殺された大学生の友人

コウジ、シンジ、リカ、サクラの4人

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事件後

「ホントに通り魔?」「犯人らしき人物知ってんじゃない?」

と好奇心むき出しに聞いてくる学生らに迷惑し

何より自分の親友が都市伝説的に怖い話として飲み会のネタにされてるのが凄く腹ただしく

大学ではみんなと少し距離を置いてた4人

しかし彼ら、彼女らの芸能リポーター並みのしつこさに

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「もうアイツらを黙らすには俺達で犯人捕まえるしかない!」

と、リーダー格コウジが提案!!

すると「賛成、賛成」とみんなが一致団結!!

「友達って良いなぁ」と涙ぐむコウジが

「よし、じゃあ今日の夜11時に集合な!」

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そして

近所から通報されないために金属バット、刃物などは禁止で持ち物は懐中電灯のみ。

出来る限り服装は地味な色にし犯人に気付かれない様にする事。

みんなからはぐれないよう集団で行動する事。

各自決められたルールのもと集合するが

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どこか他人事?ちょっとした肝試し?

友人のために「悪と戦う」と言う大義名分が一種のお祭りイベント的な盛り上がりとなり

誰もが浮ついた気持ちのまま現実感もなく公園に向かいました。

でも、もし

本当に通り魔が現れたら?・・・

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実際現場に着くと

夜の公園と言うのは予想以上に静かで不気味で

そしてまっっったく人がいない。

昼だとなんとも思わなかった彫刻や遊具に取り付けられてるマスコット全てが自分達を見張ってる様に感じ

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もし、こんな場所で殺人鬼と遭遇してしまったら?

イヤ、すでに狙われているのだとしたら?

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んな訳あるかい!

と必死に恐怖を誤魔化してると

コウジの手をギュッと握りしめるサクラからの

「こ、怖い・・・」

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一瞬「ビクッ」としたが、頼られてる嬉しさとサクラの可愛さに

「何があっても俺が守る!心配すんな!!」と、優しく微笑みかけた次の瞬間

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「キャーッ!!」

みんなが声の方に振り向くと、

しゃがみ込むリカの姿が・・・

「どうしたーッ?」

「今そこに誰かいた・・・(涙)」と

顔をクシャクシャにさせながらトイレの方を指さすリカ

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もしかして・・・?

顔面蒼白のコウジとシンジ

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当初の集団行動すると言うルールはあっけなく破られ

コウジとシンジが「俺は怖くないけど、とりあえずお前が行け!」的な

男のプライドをかけた醜すぎる言い争い。

そんな押し問答が続いた挙句

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二人の出した結論が二人一組でペアを組み負けた方がトイレに行くと言う妥協案

そしてジャンケンに負けるシンジとリカ・・・

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ほっとした表情で

「頑張れよ!」と応援するコウジに対し

「ホントお前最低だな?」と半泣きになりながらトイレに向かう二人

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それから5分、10分と一向に戻ってこない二人を心配してるサクラをよそに

「なぜ自分が行かなかったのか?」の説明を延々サクラに言い訳し続けるコウジ

そして二人がトイレから帰って来なくなって30分が過ぎた辺りで

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「もういい加減にして!!」

「アンタがヘタレなのはみんな知ってんの!」

「女子会じゃアンタ「眼中なし男」って呼ばれてたの知ってた?」

「アンタがリカ目当てなのは見え見えだし」

「でも私がちょっと気を見せるとすぐコッチになびく」

「男としてのプライドない訳?」

「何より今リカがどれだけ苦しんでるのかアンタ分かってんの?(怒)」

と、タガが外れたように今までの不平不満、全てぶちまけるサクラ・・・・

「・・・・・・・・・」

「あ~スッキリした!!」

数分後

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「ハァ!ハァ!ハァ!助けてー!!」と

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トイレから全力でコッチに走ってくるリカ

そして倒れ込む様にコウジに抱き付くリカが見た物は

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ボコボコに殴られ首を絞められ無残に横たわるサクラの死体

ハッと息を飲むリカを尻目に

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「あ~スッキリした!!」

「コイツが悪いんだよすぐ男に色目使うクセに何が男のプライドだ!」

「何がリカの気持ちだ!男はヤレりゃあ誰でもいいんだよ!!」

「クソビッチがぁ!!」

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そして不気味に「ニヤリ」と笑いリカに背を向けたまま

「お前は違うよなぁ?俺の事「眼中なし男」なんて呼んでないよなぁ?」

俺の事好(ボコッ)・・・・・・・・

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「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

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リカの方を振り向こうとしたコウジの脳天に突き刺さした鈍い音と激痛!!!

状況が掴めないままその場で倒れ込んだ

コウジの見た物は血だらけの金属バットを持ったままコウジに話かけるリカ。

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「二人続けて殺したから警察の目もちょっと心配してたんだけど

ホントありがとー、サクラを殺してくれて(笑)」

「これで全部「眼中なし男」のせいに出来んじゃんラッキー!!」

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薄れゆく意識の中コウジが

「一人目はアツシの事か?」(ニュースで流れてた大学生)

リカ「そうだよ。」

コウジ「アイツお前の彼氏じゃん!」

リカ「だから良いんでしょ?(笑)」

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子供のようにキャッキャッ笑いながらトイレに隠し持ってた血だらけの金属バットをもう一度ゆっくり振り上げるリカ・・・!!

~悲劇のヒロイン症候群~

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