短編2
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末期的廃棄家族

僕には家族が居ない

僕は今は親戚の家に暮らしている

親戚は僕の事を家族だと言ってくれている

だけど僕にとっては家族じゃない

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僕の家族はみんな借金で首吊り自殺した

僕だけ生き残ってしまった。

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今日は土曜日、親戚の叔父さんは仕事

叔母さんはいつも社交界、娘さんはバイト

因みに僕が他人の子とは娘さんは知らない

だから、お兄ちゃんと呼んでくる

今日は親戚の家で他人の僕一人だけだ

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一人で考えてた

親戚は僕に優しくしてくれる

だから僕も家族を演じてるだけど

そろそろ疲れてきたんだ、この生活にね

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今日は日曜日、親戚は全員いる

朝は

叔母さんがサンドウィッチを作ってくれた

昼はショッピングで叔父さんと買い物した

夜には娘さんが勉強を教えてと頼んできたから教えてあげた

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分かった!やっぱりだ!

偽物の家族はいけないんだ

本物の家族じゃなきゃいけない

僕はこの家に存在してはいけないんだ

こんな家族ごっこ終わりにしよう

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僕は台所から包丁取り出した

僕は正しい事をしているんだな

少し勇気が湧いてきた

親戚はみんな寝る準備をしに部屋に入ったから、一人一人殺そう。

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最初は叔母だ、叔母の部屋に入ると

叔母は寝ている様だ

叔母は僕がこの家に来た時に泣いて迎えてくれた

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叔母の料理はとても美味しかった

僕がおかわりすると、とても喜んでくれた

だけど叔母は偽物だ殺さなきゃ

寝ている叔母に口と目をガムテープで塞ぎ

首に包丁を押し当てあとは押すだけだ

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shake

グギャャァャャャァと叫んだ様に聞こえた

幸いガムテープのお陰で外には聞こえなかった、ありがとう叔母さん

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次は僕をお兄ちゃんって呼んでくる

うるさい娘さんだ

早速部屋をノックすると娘さんが出てきた

僕は大事な話があると部屋に入った

娘さんに真実を打ち明けた

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娘さんはボロボロに泣き崩れた

僕はごめんと謝って包丁を真っ赤に腫れた目に刺した、あとは押し倒して

首を絞めた娘さんの目は開かなくった

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次は叔父さんだ

叔父さんは優しくて明るくて

家族だって言ってくれた

だけど偽物の家族なんで要らないんだ

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叔父さんは明日仕事だから

寝ていた、叔父さんを起こすのは嫌だから

さっきと同じ様にガムテープで目と口を塞ぎ

包丁で首を刺した

叔父さんはあっけなく死んだ

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偽物はいなくなった

これで演じなくっていいんだ

でも後片付けが大変だ

まあいいや明日ゴミの日だし

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今日は月曜日大きなゴミが3つ出た

Concrete
コメント怖い
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hanさんありがとうございます
そしてお気遣いもありがとうございます
削除しなくて大丈夫ですよ

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バンビさんすいません直しときます
結構僕もこの話好きなんですよ

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