短編2
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【狂人の町】料理

これは、僕が小学生の時の話です。

僕の住んでいた町には、美味しいと有名なレストランがありました。

そこを経営しているシェフのおじさんは外国で料理を学んだそうです。

そんなある日、いつもどおりお客さんが料理を食べていると、

ゴキブリがキッチンの方から這ってきたそうです。

当然、店にゴキブリが出たことは町中に知られ、

レストランは破産してしまいました。

シェフのおじさんは、奥さんとも離婚し、

全てを失ったそうです。

さらには、噂を聞いた人達が面白がって、おじさんの家に嫌がらせをしてくるようにもなりました。

おじさんはその間、仕入れ、と何度も呟きながらどこかに出かけていたそうです。

ある時、おじさんは家の前に机と、ガスコンロを出して大量の肉を料理し始めたそうです。

おいしよー、と言いながら。

これには嫌がらせをしていた人達も怖がり、近づかなくなったそうです。

おじさんは、誰も来なくても、毎日料理しています。

毎日毎日、休むことなく。

始めてから一カ月が経った頃、おじさんの目は血走り、よだれを垂らしていたそうです。

それからしばらくしておじさんはついに倒れました。

近隣の人は急いで通報したそうです。

警察がおじさんの家に入ると、そこには料理用品と、ダンボールがありました。

ダンボールを開けると、

shake

そこには大量の猫の死体が入っていました。

おじさんは仕入れと言って猫を殺し、料理を作っていたのです。

おじさんは料理に情熱を注いでいたのでしょうか。

僕にはわかりません。

Concrete
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食べてたらゴキブリが…
考えただけでも恐ろしい。

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