短編1
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可哀想な幽霊

私の兄は昔からものすごく寝相が悪い。

そんな兄の体験談。

兄はその日、バイトですごく疲れてたせいか晩御飯も食べず、風呂にも入らないで眠った。

夜中の2時くらいだろうか。

突然、足下から

「く、苦しい....

どいて、どいて」

と誰かのうめき声が聞こえる。

普通ならここは金縛りかなにかがあるはずなのに兄は金縛りなど何もなく、普通に動けたらしい。

兄はせっかくいい気持ちで眠ってたのにと怒りつつも足下が気になったので足下を見た。

そこには...

うつ伏せになり

兄の足の下敷きになっている髪の長い女。

どう反応していいのかわからない兄はとりあえずその足をどけてあげた。

すると、その女は涙目になって兄を睨みながら消えていった。

幽霊さんよ。

でる場所を間違えれば、こんな苦い経験をすることがある。

気をつけて。

最後まで読んでくださりありがとうございました。

怖い話投稿:ホラーテラー 匿名さん  

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