中編4
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あ け て よ

wallpaper:697

これは俺が小学5年生の時に体験した話です。

昔はよく友達と夜に心霊スポットに行ったり

立ち入り禁止のところに入って悪戯したりと

結構な悪ガキであった。

夏休みになると俺は6年生と一緒に

『こっくりさん』

をやることになった。

場所は深夜の学校

俺は同級生もよんで深夜の学校に侵入した。

俺の学校はセキュリティとかはほとんどしてなくて

あらかじめ開けておいた窓からすぐに入れた

用意するものは6年生が全部してくれた

「ぜってー動かすなよ!!」

そう言った後、まずは最初に呼び出し

「こっくりさんこっくりさんどうぞおいで下さい」

「おいでになられましたら

はいの方にお進みください」

何回か言うと10円玉が動いて

『はい』

俺は友達の顔を見るとだれも動かしていないらしい

すると6年の子がこう質問した

「あなたはコックリさんですか?」

すると

『いいえ』

俺達は首をかしげた

こっくりさんじゃない?

じゃあ誰だ?

その疑問を聞いたのは坊主頭の6年の子だった

すると

『あ か り』

それは、3年生の時に

病気になって今入院している女の子の名前だった

俺は思い切って聞いた

『どうしてここに来たんだ?』

すると

『さ び し い』

寂しい?

6年の子は飽きたのか怖かったのか

「もう終わろう」

始めてから30分もたたないうちにそう言った

するとまた10円玉が動き出して

『に が さ な い』

「え……?」

また10円玉が動き出して

『こ つ ち き て』

shake

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

music:6

6年の子達が10円玉を離して逃げ出したので

俺もあわてて逃げ出した急いで追いかけたけど

すぐに見失った

「暗い……よく見えないなぁ……」

壁と月の光を頼りに歩いた

すると少し遠くに人の形がみえた

「やっと見つけた……」

声をかけようと歩いて近づくと気づいてしまった

廊下の窓から差し込む月の光に照らされている

なのに、なのにないのだ

shake

「影が……ない?」

しかも髪の長い女の子だった

こちらに気づいたのか

俺に向かってにやりと笑うと

『み つ け た 』

そう言ってもの凄い速さでこっちに向かってきた

shake

「ひっ……!?くるなぁぁぁぁぁ!!」

俺は無我夢中になって教室に戻った

「見つかりませんように」

「見つかりませんように」

「見つかりませんように……」

ただそう祈るしかなかった

しばらくしてこちらに来る音が聞こえた

ぺた……ぺた……ぺた……ぺた……

裸足で歩いてくる音だった

俺は急いで教室の鍵を閉めた

突然

shake

がちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃ

shake

がちゃがちゃがちゃがちゃがちゃがちゃ

教室のドアを無理やりこじ開けようとしていた

「あ……あ……あ……」

俺はもう頭が真っ白になっていった

shake

がちゃがちゃがちゃ……

ドアを開けようとする音が聞こえなくなった

俺はほっとしてドアを見ると

shake

こちらを見るナニかがいた

「ひぃ……!?」

するとこんな声が聞こえた

「あけてよ ねぇ あけてよ」

「あけてよ ねぇ あけてよ」

「あけてよ あけてよ あけてよ」

「あけろあけろあけろあけろあけろあけろあけろ」

「あけろあけろあけろあけろあけろあけろあけろ」

「あけろあけろあけろあけろあけろあけろあけろ」

俺は怖くて涙と震えが止まらなかった

「もう終わりだ俺は死ぬんだ…」

諦めかけていると目の前に途中で終わった

こっくさんの紙があった

こんな考えが頭に浮かんだ

「帰らせられるかも…?」

俺はすぐにとりかかった

「こっくりさんこっくりさんお帰りください」

「こっくりさんこっくりさんお帰りください」

10円玉は動かなかった

それでも俺は続けた

「こっくりさんこっくりさんお帰りください」

「こっくりさんこっくりさんお帰りください」

10円玉は動かない

泣きながら俺は言った

「ごめんなさい……ごめんなさい……」

「あかりさんあかりさんどうぞお帰りください…」

すると10円玉は動き出して鳥居に戻った

急いで紙を48枚ぐらいに破くと

その瞬間俺は気を失った

気がつくと先生がいた

先生は五階にいたらしく俺の友達を見つけて

事情をきいたらしい。

先生は怒るどころか顔を真っ青にしてこういった

「実はな…昨日の深夜……」

shake

「あかりさんが息を引き取ったらしんだ……」

それからはもうこっくりさんをやる人はいなかった

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